ICHIROYAのブログ

元気が出る海外の最新トピックや、ウジウジ考えたこととか、たまに着物のこと! 

★★★当ブログはじつはリサイクル/アンティーク着物屋のブログです。記事をお楽しみいただけましたら最高。いつか、着物が必要になった時に思い出していただければ、なお喜びます!お店はこちらになります。★★★


2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

若き日の旅行の懺悔(世の中で最も臭いもの)

旅の図 アンティーク着物 ゴールデンウィークである。景気が悪いと思っていたら、案外皆さんお元気で、海外旅行へいかれる方も多く、12年ぶりの高水準らしい。うちも後半、旅行に行くのだが、それはそれとして、若いころの貧乏旅行を思い出した。大学2年の夏…

山岳パトロール隊員だったころ(人の期待を裏切るプロ)

山岳風景 訪問着仮縫 ひとびとの期待を裏切ることに関しては、人生50年、相当のキャリアを積んだ僕だ。親の期待を裏切り、嫁の期待を裏切り、チームメートの期待を裏切り、上司の期待を裏切り、そして、自分自身の期待を裏切り、生きてきた。なかでも、とっ…

ぼくを悩ました超大物の「そいつ」

江戸後期 夜着の襤褸 まだ、商売を始めて、まだ経験も浅いころの話です。衝撃的な光景を業者間の市場で目撃しました。どうみても、河原町のジュリーが着てたやろ、みたいな、ぼろぼろになった布切れを、先輩たちが、「すてき~~!」などとうっとりして、高…

就活なんてぶっ飛ばせ!

明治期の刺繍袱紗:瓶割の図(秦の始皇帝が子供の頃、瓶に落ちた友達を救えず、オロオロしている仲間を尻目に、さっさと瓶を割って、救い出した故事を意匠化したもの)不況で就活がたいへんのようです。大学の知人の娘さんも就活に苦戦しているようで、本人…

背筋が凍る話(閲覧注意!)

蜘蛛の祭り衣装 今日のブログは最後まで読むと、かならず、背筋に悪寒が走ります。ご注意ください。さて、海外、ヨーロッパ、アメリカなどのお客様は、日本人が「虫」に対して、かくも愛情を注ぐことを、とても不思議に思っておられるようです。秋の虫は、…

僕の夢と、夢のまた夢

アンティーク伊勢型紙「Katagami 世界が恋した日本のデザイン~もうひとつのジャポニズムStyle」と題する展示会が東京の三菱一号館美術館で開催されています。*東京展 三菱一号館美術館 4月6日(金)~ 5月27日(日) 京都展 京都国立近代美術館 7月7日(土)…

進化論から考える~女が決定的に男を見る目がない理由

六歌仙の袋帯 女はなぜ、かくも男を見る目がないのでしょうか。自分がモテないから、腹いせにこの記事を書いているわけではなく、天地神明に誓って、事実なので、書いています。女優さんや歌手の輝くばかりの美貌の持ち主は、いつも、そりゃあかんやろ、みた…

アンティーク・リサイクル着物屋さんになるには

絹と人絹の燃え方の違い=上が絹(蛋白質なので髪などと同じ。燃えずに、玉になる。玉は潰せる)、下が人絹(原料はパルプなので燃え続けて灰になる)( 経緯糸とも絹・人絹の場合です。交織の場合は、微妙な燃え方をしますので、その際は、経糸、緯糸を別々…

嫁が泣いた日

嫁と次女麦出演のDVD 英語版 着物着付けDVDこのブログを読んでくれてるひとに、ママって、凄いイメージだと思うわ、と次女の麦が言うので、嫁が泣いた日のことを書きます!この仕事を始めたころ。嫁の了解はもらっていたものの、42才で、19年勤めた百貨…

たかが髪、されど髪!

「禅 名古屋帯」 今日は燃えています。最近、ブログのネタに悩み、ふだんは読まなかった新聞のコラムなどを読んで、プロフェッショナルはどんなことを書いているのか、研究しています。昨日、日経夕刊のコラムで、ある作家さんの、HAGEに関するコラムが載っ…

諦めなければ、ありえないと思っていたことも起きる!(ポジティブ思考がもたらすもの)

ウィンタースポーツ模様 男児着物 そんなことは無理だ、起こり得ないことも、強く望めば、案外起きるもんですね。今日のお話は、コンタクトレンズがおこした奇跡、二題。大学を卒業してからは、ほとんど、ずっと、眼鏡をかけていますが、大学のころはソフト…

あなたはAG型ですか、AGN型ですか?

人間には、2種類の人間がいます。長い長い文章を暗記し、見事な宣誓をした石巻工の阿部翔人主将。原稿を棒読みした金正恩。あがりやすい人(AG型)とあがらない人(AGN型)です。血液型との相関は発見されていませんが、これは最新の研究によって導きださ…

ラブとおばあちゃん

大型犬を飼おう!なにごとも唐突は我が家は、3年前のある日曜日の朝、家族会議で決した。ラブラドールレトリーバーか、ゴールデンレトリーバーか。急なことなので、ブリーダーや知人のツテを辿って、子犬を譲ってもらうというような悠長なことは言っていられ…

インドかもねぎ旅行

刺繍をするインドグジャラート州の女の子たち2年前に、20数年ぶりにインドを訪れた。アーメダバードにあるキャリコ博物館の古い更紗を見ること、グジャラート州などを訪れ、染織品の現状を見ることが目的。20数年前のバックパックを担いだ一人旅とは異な…

閻魔さまにモノ申す

閻魔さまの男襦袢 すべてはDNAのやつのせいである。神様が、気まぐれに、僕のDNAの塩基配列を決めて、まあ、やってみなはれ、とこの世に送り出す。野球選手にはなれず、歌手にもなれず、サラリーマンも挫折し、もちろん、作家にもなれず、案の状、あかんや…

師匠みたいに生きて死にたい

ベルベット打掛 伝統なんてぶっとばせ! 先日、古本屋で、ある本にようやく出会った。 「原色染織大辞典」 4年前、あまりしつこく質問する僕に業を煮やして、師匠のカンザワさんが、「これを買え」といって僕の手帳を奪い、書き込んでくれた本だ。 絶版にな…

ぼくのグルメ談義

インド模様の羽裏 男羽織 僕は自信のないことばかりなのですが、とりわけ、自信のないことに、自信があるのは、「舌」です。昔からコーヒーが好きで、「コーヒーはドリップでないと」などと言っていたのに、ある時、嫁がいれてくたインスタントコーヒーに、…

腰痛の新米におきること(何かに似てない?)

立鶴の図 爪綴れ袋帯 古着屋には腰痛もちが多いです。僕もひどい腰痛をやって、1ヶ月ほど、まともに歩けず、仕事もできず、だったことがあります。いまでも、重い荷物を不用意に持つと、ぎくっときます。ぎくっとこないときは、翌日じんわりとくるんです。 …

歌って踊れる呉服屋になりたい

アニマル合唱団 大島紬 歌って踊れる、呉服屋さんになりたいのである。 誰もついて来てくれないことは認めるが、私社長は本気である。 始業45分前には、スタッフのは自然に出勤して集合。 軽く音をとって、朝のコーラスの練習開始。 始業時刻には、開店の曲…

人生はギャンブルだ

麻雀柄などの珍しい見本裂襦袢 僕のような小心もの、つい悲観的に考える癖のある人間には、世の皆さんが、なぜ、かくもギャンブルに時間とカネを費やして懲りないのか、とんと理解ができません。勝ちも負けもあるでしょうが、長い期間で締めてみると、手数…

僕が探偵だったころ

煙草柄 麻襦袢 おはようございます。インフルエンザのための特別体制2日目です。Twitterで「インフルエンザ」を検索すると、かなりでてくるので、広がりを感じます。皆さんもくれぐれもお気をつけください。また、ご迷惑をおかけしていること、再度お詫び申…

インフルエンザにご用心

元気に遊ぶ子どもたち 名古屋帯 インフルエンザのために、皆様に多大なご不便をおかけして、ほんとうに申し訳ありません。現在、全メンバー15人のうち、9人が発症もしくは強い疑いがあり、残りのメンバーで営業しております。先週金曜日ごろから一気に感染が…

縮小営業のお詫び (4月13日追記)

ご心配をおかけし申し訳ありませんでした。 弊社のインフルエンザも今週に入ってからはあらたに発生することもなく、スタッフの出勤も増えてきました。 本日、13日より、出品を再開させて頂きます。 来週よりは、平常体制に完全に戻り、出品量ももとに戻して…

グリコ・森永事件の容疑者だったころ

明治の木版図案帳:雛形本 グリコ・森永事件の容疑者のひとりだったことがあります。話せば長い話なんですが、ほんとうです。まあ、聞いてください。いまの若いひとには、自分の書いたものが「活字になる」ことの素晴らしさなんて、これっぽちも感じませんよ…

男が屈するとき

体温計を見てびっくりした 39.8度である50を超えた身体にこの高熱は効く 医者に行くとインフルエンザと診断され、即刻点滴となった 入院しますか、との魅力的な提案を辞退して、流石に事務所には帰れず、自宅に帰って布団にもぐりこんだ しかし、最近の薬は…

英語勉強法の究極のコツ

ICHIROYA オリジナル 英語版 着物着付けDVD 何と言っても、英語である。英語ぐらいできないと、この、ボーダーレスな世界では、良いボジションを得ることができない、らしい。でも、学生時代を通して何年も勉強して、受験勉強もくぐり抜け、第二外国語まで…

右も左も関係ねえ

明治中期の縞帳 思えば、ものごころついた時から、左翼だった。貧乏だった父と母は、共産党の支持者だった。家には「赤旗」があった。小学校のK先生が、「また、戦争の歴史は繰り返す。君たちが大人になるころには、また戦争になる」とおっしゃったので、「…

朝、神様が降りてくる時間

大正頃の刺繍名古屋帯の逸品 アサガオ 朝4:30起床の日課がもう10年続いています朝、神様が頭の中に降りてくるのです。たとえば、このブログ、ほとんど朝一番に書きます。書き始めてまだ10日ですが、そろそろ産みの苦しみが壮絶になってきました。夕ごはん頃…

ダメダメ爆烈の履歴書

福ふくしい大黒さまの袱紗 「水産やったのに、なんで呉服屋さんやってんの?」フェイスブックで交流が復活した高校時代の知人のストレートな質問。はいはい、人生はままならないものですよ、流れ流れて、いまここにおります。おおかたのかたには、おもしろく…