ICHIROYAのブログ

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進化論から考える~女が決定的に男を見る目がない理由

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六歌仙の袋帯

女はなぜ、かくも男を見る目がないのでしょうか。
自分がモテないから、腹いせにこの記事を書いているわけではなく、天地神明に誓って、事実なので、書いています。

女優さんや歌手の輝くばかりの美貌の持ち主は、いつも、そりゃあかんやろ、みたいな男性を結婚相手に選びます。
ほかに選択肢がないのであれば、仕方がないでしょう。
しかし、選び放題に違いない女性たちに限って、胡散臭い男性を選んで、案の定、2,3年先には涙の離婚会見となります。

きっと、これを読んでいる女性のあなたも、賢明なあなたを除いて、ほかのほぼすべての女性が、そういった傾向にあることに、賛成していただけるでしょう。
あなたは、別ですよ。
相手は選び放題だけど、独身のかたは、胡散臭い男性など選ぶはずがないですし、既婚のかたの、ご主人さまは、一生寄りそってくれる素敵な男性ですとも!

さて、水産学科だった僕は、一時、進化論におおいに興味を持ち、ダーウィンやら、木村資生先生の中立進化説やら、グールドやらをたくさん読んだものです。
この記事を書こうとして、懐かしい進化の議論を、少しネットで調べたら、いまもかわらず、ダーウィンの正統派の進化論が支持されているようです。
ただし、DNAはその本体の分子構造そのものよりも、DNAをとり囲む科学物質の層にコントロールされているというエピジェネティクスという最近の分子生物学の知見により、エピネティックス進化論というものが生まれていました。
それによると、正統派の進化論では、完全に否定されていた、獲得形質の遺伝が、実際には、ある程度起きている、ということのようです。

つまり、

キリンは、たまたま生まれた、首の長い個体のほうが、高い樹の葉まで食べれて、サバンナでは有利だった。で、生存率が高く、子孫を残す個体数が多かったため、さらに首が長くなった

という本筋に加え、

高い樹の葉を食べようとして、首を伸ばして背伸びばかりしていたから、首の筋肉が発達し、それ(獲得形質)が、遺伝して、子供の首が長くなった。

ということも、進化を助けた、ということです。


この最新の知見は、「女はなぜ男選びがだめか」という謎をとく鍵になるでしょうか。

種は、生命力が強いものが、たくさん子孫を残し、種そのものがさらに強くなる、という理屈は変わっていません。
女性は、「(1)もっとも生命力の強い男性」を配偶者に選ぶ本能があるはずです。
また、少なくとも、「(2)子育ての間、数年は、自分と子を守ってくれる男性」を選ぶ本能もあるはずです。
しかし、現実には、「容貌のよい男性」「口がうまい男性」こそを、女性たちは選び、もっとも生物学的には重要な(1)と(2)に、判断の基準をおいているようには思えません。

しかし、獲得形質が遺伝されているはずです。

背が高く、日焼けした肌に、白い歯の笑顔の素敵な、IT系企業経営者っていうのと結婚したら、とても苦労する。
ほんとうの私のことを知っていて、やさしく私のことを見守ってくれる、のはあのひとだけ。でも、あのうっとりする笑顔、その危険な香り。それこそが、私を破滅させた。
なんども私を欺いて、なんども破滅させた。

この種の男を選ぶと、不幸になるという身にしみた知見は、獲得形質そのものです。

ああ、しかし、その予感とともに、出会いから恋愛中にいたる、めくるめく日々の記憶も獲得形質として遺伝されてしまうのでしょうか。
獲得形質の遺伝をもってしても、また、女性たちは、同じ種類の男性たちを、わざわざ選り好んで選びます。

残念ながら、正統派の進化論も、最新の進化論の知見も、世の女性の不思議は説明できません。
ああ、そうか、ここまで書いてきて気づきました。
人間は、自分たちを取り囲む、本来は厳しい自然環境をつくりかえてしまったために、生物学的な環境による自然淘汰がおきない環境にあり、ダーウィンのくびきから完全に開放されてしまっているんですね。
メスの気をひきためだけに、飾りが派手派手に進化しすぎてしまった鳥には、厳しい自然淘汰が待っていますが、世の女性たちは、そんな圧力はありません。

世の女性たちは、進化とは無縁に、やっぱり、好き放題に、男性を選んでいるんです。
長い文章の末に、この結末で、誠に申しわけありません

ま、好きにしてください。

ふん!

だからって、ぼくは、どうでもいいです。

だって、うちの嫁だけは、世の女性たちと違いますし!