ICHIROYAのブログ

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元マイクロソフトのエンジニアが、ホーム・ビール醸造マシンを発明したぞ!ふぁんふぁんふぁんふぁん~~

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最近のエスプレッソマシンとか、コーヒーメイカーの進歩は凄い。
家でも美味しい淹れたてのコーヒーが飲めるし、つくるのも、後始末もすこぶる簡単だ。

しかし、おんなじ機械で、ビールが作れたらどうだろう?
さすがに、数分でとはいかなくても、2,3週間で、自分の好きな味のビールが、どんどん作れてしまったら?

ビール好きには夢のような話だ。
しかし、それが現実のものになろうとしているのだ。

From Microsoft to beer: Pair create home-brewing machine

 

この月曜日、もとマイクロソフトのエンジニア、ビル・ミッチェルさんは、家庭で簡単につくれるホームビール醸造機の概要を発表した。
そのマシンは電子レンジよりちょっと大きなサイズのもので、簡単に同じ品質のビールをつくることができる、という。

コーヒーだけでなく、パンだって、プラスチック成形品だって、家電がつくってしまう時代だから、ビール醸造ができたってさほど不思議ではない。
この話を読んだ時、すぐにはピンと来なかったのだが、日本で自家製ビールに挑戦したひとたちのブログ記事を読んで、ビールをつくることがいかに大変かわかった。
そもそも、発酵させるために、器具の洗浄、殺菌が大変だし、長期間にわたって温度管理をするのが、すごく手間なのだ。
また、手間をかけたからといって、シロウトが旨いビールをつくれるかどうかもわからず、そもそもビールに近いものになるかどうかもわからない。
いくつかブログの記事を読ませていただいたら、とても自分で作ってみようとは思わないほどの手間なのだ。

だが、アメリカには、オバマ大統領をはじめ、100万人の自家製ビールファンがいるという。
この機械をつくったビルさんも、ビールの醸造を楽しんでいた。
そして、ある日、サッカーチームのメンバーのためにつくったビールが絶賛を浴びて、もっと欲しいと言われたのだけど、何度やってみても、その時の味が再現できなかったという。

彼のこのマシンは、正確な温度管理ができ、洗浄も簡単らしい。また、ネットに接続されており、スマホで醸造中のビールの状態も確認できるし、レシピを共有もできる。
記事によると、イーストを加えるまでに3時間半。その後は冷蔵庫に入れて、1週間程度でビールができるらしい。
このマシンがあると、醸造作業がラクになるだけでなく、正確に同じ味のビールを何度でもつくることができるのだ。

ビール醸造業の方に、このマシンを試してもらったところ、その性能に驚いた、と記事にあるから、ちゃんとしたビールができることは間違いないのであろう。

彼と彼の仲間は、このマシンをクラウドファンディングサイトKickstaterで予約販売し、資金を調達するとともに、需要予測をたてようとしているそうだ。
来年1月納品予定の最初の予約分は1300ドル(約13万円)、以降の分は1500ドル(約15万円)の予定ということだ。

しかし・・・日本ではビールを作るためには、酒造法の定める下記の条件を満たす必要がある。

・年間60kl以上のビールを作って販売し、所定の免許をとる
・アルコール濃度を1度未満になるように醸造する

ということで、膨らませてしまった夢に針を刺すようでも申し訳ないのだが、家で自家製ビールをどんどんつくってという夢は、ふぁんふぁんふぁんふぁん~~と萎んでしまうのだった。
このマシンが一般的になるころには、規制緩和して欲しいなあ~~無理かな~~ふぁんふぁんふぁんふぁん~~

 by Ian Sane