前略はてなさま、僕は「はてなブログ」にこんな機能が欲しいんです
少し前のことだけど、はてなさんがこの記事を書いてくださった時、京都のオフィスに呼んでくださった。
その時に、要望を聞いてくださったので、現在、僕はとくに不満もなく快適に使わせて頂いていると申し上げた。
けど、ひとつ思いついてお願いしたことがあって、それは、「もっと画像を大きく使えるようにして欲しい」というものだった。
そう申し上げると、はてなブログにもいろいろと「テーマ」(ブログの書式のようなもの)があって、たとえばこういうテーマを使うと大きな写真が載せれますよと教えていただいたので、ああ、そうなのかと思った。
いや、少し違うんですと思ったのだけど、うまく説明できなかった。
その時言いたかったのは、最近の海外の記事を読んでいるときによく見かけるフォーマットのことで、それは、なんというか写真と文章のレイアウトが洒落た雑誌みたいになっているもののことだ。
そこでは、たとえば、画面全体に写真をおいて、文字をその上にかぶせたり、写真のう上に文字をスクロールさせたりする。
特徴は、写真のサイズが大きい、タイトルに大きな写真が使われている(だからブログのヘッダ部分、ブログ共通のヘッダ部分はほとんど目立たない)、左右に余計なコラムがなくその記事を読むことに集中させるつくりになっている、というようなことだ。
そのなかで、とくにポイントとなるのは、画面の横幅いっぱいの写真を使うことなので、はてなの方に聞かれたとき「もっと画像を大きく」と言ったのだった。
2、3日前にこんな記事をみつけた。それは24の長い文章を書ける最近できたサイトをまとめて紹介したものだ。
ここ2,3日、それを使ってみて、やはり、海外のブログのプラットフォームは、そういう方向に、雑誌的なレイアウトが簡単にできるような方向に向いているんだなということがわかった。
紹介されているほとんどのサイトには、横幅いっぱいに写真を掲載する仕組みがついている。そして、その上にタイトルをかぶせるものとか、テキストを書けるものとか、画像を窓のなかでスクロールさせるものとか、大きな画像とテキストをうまく配置するための工夫がなされていた。
そうそう、僕が欲しかったのはこういう機能なんです!
僕のブログはあくまで文章のためのブログだけど、たまには写真を大きく使って、雑誌のような体裁にしたい時がある。
たぶん、それは、日記的なものをブログに書きながら、ちょっと違った話や、自分の撮った印象的な写真をうまく組み合わせてなにかいつもと違うフォーマットで書きたい、というようなことなのだと思う。
ブログの特別号を出します、みたいな。
ブログにはコミニケーションするとか、なるべく多くの人の目にふれるようにするとか、過去記事を読んでもらうとか、さまざまなニーズがあって、それを丁寧にひろっていくと、現在のはてなブログのような機能になるのだと思う。
だけど、もう少し、丁寧に記事を書いて、カッコよく見て欲しい、それ以外のことは二の次みたいなニーズもあるような気がする。
それならWordpressでも使って自分でつくればいいって話ではあるし、また、雑誌みたいな体裁にしたいといってもエディトリアルの技術がなければ、カッコよくはならないよ、という声もあるだろう。
だけど、少なくとも、英語圏の最近のブログサービスは、Medium(上に紹介した記事もMediumのもの)をはじめ、そういう方向にあるように思う。
さて、言葉だけではわかりにくいかもしれないので、昨日の記事を先に紹介されていたサイトのうち、使いやすそうだと思ったふたつのサイトを使って、記事をつくってみたので、ぜひ、見比べて欲しい。
元の記事は昨日書いたものでこちら。
kyouki.hatenablog.com
ひとつめは、 shorthand Socialというサイトで書いたもの。
このサイトはほとんど自由度がないが、英語でも直感的に使える。
ふたつめはマイクロソフトのSwayによるもの。
こちらは日本語化されているので、とても使いやすい。
Swayはさすがにマイクロソフトがつくったものだけあって機能が満載である。僕がつくったものは縦スクロールだけど、横スクロールのページだってつくれる。スマホ用には横スクロールのほうが良いかもしれない。
見ていただければわかるように、薄くなった大きな画像に文字がスクロールアップしてくるようなつくりになっていて、ちょっと感動ものである。(なお、この機能は、画像にクレジットなどを入れると使えなくなるので注意)
sway.com
また、Swayでつくったページはコードを取得して埋め込むこともできる。埋め込んだ場合は、見え方がちょっと違ってくるけど。
はてなさま、僕があの時に、お願いしたかった機能とは、こういうことだったんです。
もし、はてなブログにそういう機能があれば、サブブログをつくって、そこで特別号を発行してみたいです。
う~~ん、でも、そんな風なお願いは僕だけ?
ずれてたらごめんなさい。
では、よろしくご検討ください。
*photo by Lance Nix