ICHIROYAのブログ

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スマホ片手にパーティでの挨拶は許されるか? アプリ『プレゼンカンペ』が素晴らしい

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 また、パーティの話で恐縮だが、なんとかスピーチでも、伝えたいことは喋れたとほっとしている。
 いままで読んでくださっている方は、僕がそのことにどれほど安堵しているかわかってもらえると思う。

 ところで、今回、僕のようにスピーチが苦手な人に最強の武器となるアプリをみつけたので紹介したい。

 パーティ冒頭の挨拶で、背面には大画面があった。当初、プレゼンソフトを使って、TEDみたいにやろうかなと思った。スライドを10枚ぐらい作って練習してみた。

 でも、イメージの写真に頼っている自分に気がついた。
 なんだか違う。
 で、画面を使うことはやめて、別のやり方を探した。
 友達のポニアさんが「メモに『てにをは』を抜いた文章を書き、それを見ながらやると、棒読みでもなく、いい感じになるよ」と教えてくださった。



 おお、なるほど、それがいいなと思い、メモしようと思ったが、10分程度の内容だとメモがかなり長くなる。
 長いメモを紐のように垂らすのか、扇のように折りたたむのか、ちょっと迷った。
 iphoneにテキストで入れておけばいいんじゃ?と思い、そうしようとして、いや、きっとそんなアプリがあるかもと思って探してみた。
 あった。
 しかも、必要十分なアプリであった。
 
 『プレゼンカンペ2』というアプリでiPhone用(アプリストアで検索してください)とアンドロイド用がある。
 文章を入力する画面と、プレゼン中に見る画面だけのシンプルなアプリである。
 プレゼン中に見る画面には、黒地に白の視認性の高いフォントで大きく文章が表示される。指でスクロールさせながら、見ることができる。
 タイマーもついており、スタート時点でボタンを押しておけば、経過時間が一目瞭然である。
 それだけのことなのだが、今回の挨拶には、最高に役に立った。
 原稿をスマホで見ながら挨拶するのかと、違和感を感じるかたもおられるかもしれないとは思ったが、緊張で充分な話ができないぐらいなら、その程度のことは許していただこうと思った。
 昨日書いたように、今回は不思議といつもより緊張しなかったのだが、それでもやはり緊張していたのだろう、タイマーのボタンを押すのを忘れてしまい、乾杯のグラスを持たせたまま、自分が今何分喋ったのかということがわからなくなってしまった。
 だけど、おおむね、その画面を参照しながら、僕にしてはうまく喋れたように思う。
 
 また、このアプリを使って、Geofferyさんの教えに従い、20回以上練習したのだが、直前に長時間車の運転をしなければならないことがあり、その時にはiPhoneの読み上げ機能を使って車中で繰り返して聞いたりもできたのである。
 
 このアプリを作って無料で配布してくださっている「えんたつ」さんに、最大の感謝を贈りたい。

 えんたつさん、おかげさまで、なんとか一世一代のパーティでちゃんと挨拶することができました。ありがとうございました! 

 ところで、挨拶の場で、スマホを見るというのはどうなのか、という点は少し懸念として残るかもしれない。 
 僕の場合はカジュアルなパーティだったので、少し抵抗はあっても使いやすかった。だが、たとえば、結婚式の主賓の挨拶を頼まれた時に、スマホを取り出してそれを見ながらというのは、現時点では顰蹙をかいそうである。
 ただし、スマホを使っても許される場面は、これからは徐々に増えていくように思う。

 ちなみに、僕がスマホを使って挨拶をしたあと、スピーチをしてくださった「いぬじん」さんも、スマホを見ながらお話してくださったので、ちょっと驚いた。
 僕が想像しているより、スマホを使いながらスピーチをする場面は多いのかもしれないな。 
 そんなことを思いながら、「いぬじん」さんの過分なお褒めの言葉に聞き惚れていたら、最後に素晴らしいオチがあった。
 そのスピーチの内容は「いぬじん」さんがブログに記事として書いて下書きに用意してくださっていたものであった。
 そして、スピーチの最後に、「はい、では、いまから、いまのスピーチをブログに公開します!」とおっしゃって、ネットに公開されたのである。
 ネット時代の、なんて素晴らしいアイディア!
 さすが、「いぬじん」さんである。
 即座に、公開された「いぬじん」さんのその記事は、ブックマークされたり、ツィートされたりして、ネットに拡散していった。 

inujin.hatenablog.com

 
 「いぬじん」さん、素晴らしいスピーチをありがとうございました!

 ともかく、僕のように止むに止まれずに使ったり、「いぬじん」さんのように、スピーチの仕掛けの一部として使ったりする人が増えれば、スマホを片手にスピーチをする姿は、これからはもっと頻繁に見ることができるようになると思う。

 それが許される場合、『プレゼンカンペ2』というアプリは、最強のツールであることは間違いない。