僕はもっとスマホを見ようと思う
2015年9月
2014年9月
目前のことを一生懸命にやっていて、それなりに成果が出ていると、世の中の変化に遅れがちになる。わかってはいるのだけど、ついつい、それへの対応を後回しにしてしまう。
僕も、もちろん、わかってはいた。
スマホの急速な普及にしたがって、ネットショップの主戦場もパソコンからスマホに移りつつあることも。
最近の若い人は、パソコンを持たず、スマホですませてしまうというような話もよく聞くし、僕自身もiPhone6にしてから、家ではiPadも開かずiPhoneですませてしまうことが多くなった。
だが、僕の商売はリサイクル、アンティーク着物のネット販売で、多くの商品から選び出す必要があり、多数の大サイズの写真による詳細な商品の確認が必要だし、また、スマホで買い物をするのにある程度抵抗感のあるやや上の年齢層のお客様が多い。
そのため、スマホ用のサイトはかなり力を入れてつくったが、その後、やはりメインに考えていたのは、ずっとパソコン(desktop)で、仕事の基本はパソコンで行っていた。
たまたま、久しぶりに(もっと頻繁にチェックしろよ!)、Google Analyticsをちゃんと見たら、うちのサイトに来てくださっているお客様の半数以上は、すでにスマホ(mobile)とタブレット(tablet)であった。タブレットの場合画面サイズによってPCサイトかモバイルサイトかは異なると思うが、
パソコン(desktop):スマホ(mobile) = 44.8% : 43.8%
と予想以上に拮抗していて、まもなく逆転の気配だ。
去年は、
パソコン(desktop):スマホ(mobile) = 52.4% : 37.6%
と15%も差がついていたのに、今や、1%の差である。
僕らのようなやや年齢層の高い販売のサイトの場合だけど、一般的にはもっとスマホの割合が大きいだろう。たとえば、僕のブログの割合は、
パソコン(desktop):スマホ(mobile) = 30.0% : 60.1%
である。
ということで、とにかく、みなさんが言っているように、モバイルファースト(PCが主でモバイルは従はかつてのこと、現在はモバイルが主でPCが従)であることを、今さらながらに痛感した。
その波は、若い方がメインのサイトだけでなく、僕らのようなサイトにも大波となってやってきている。
僕らのようなネット販売業をしているものは、仕事でいつも大画面のPCと向かい合っている。
そして、仕事を離れると、もちろん、スマホを見るのだが、スマホを見ていると、なんだか人生の大切な時間を無駄にしているような気もして、どこか後ろめたい感じがする。
だけど、僕の場合、仕事の主戦場が、もっとも大きな販売現場が、PCからモバイルへと逆転しつつある。
僕はもっと、スマホを見る時間を、とくに就業時間中に、増やす必要がある。
そのためには、仕事時間の何割かはPCのスイッチを切って、モバイルだけで仕事をするというようなことも必要なのかもしれない。
いまさらという話のなかでも、さらにいまさらという話で、誰の参考にもならないかもしれないけど、とりあえず、自分の覚えのためにも書いておこうと思った。