どんな棺桶におさまって、この世とおさらばしたいですか?
どんな棺桶に入れて欲しいかなと、ちょっと真面目に考えた。
wikiによると高級品はヒノキ、モミなどを使い豪華な装飾を施して100万円を超えるものもあるらしい。ラワン合板に木目の紙を貼ったようなものもあり、そちらのほうが地球環境にやさしいし、金額的にも安い。地球環境という点では特殊なダンボールで作ったものもあるようだ。
さっそく楽天市場に行って探したけれど、ペット用とか棺桶のデザインの雑貨しかない。あるかもしれないが見つけられないので、アマゾンに行ってみたらちゃんとあった。
アマゾンで扱われているもののなかでは最も安いのだけど、どうせ焼いてしまうものだし、キラキラした布が貼ってあるのも嫌なので、こういうシンプルなやつで充分かなと思った。(嫁、よろしく!)
なぜ急にこんなことを言い出したかというと、この記事の動画にこころ動かされたからだ。
彼は木の魅力にとりつかれた木工職人だが、4年前のある日自分のおばあちゃんに棺桶を作ってくれないかと頼まれた。
もちろんそんなことを頼まれて驚いた彼はすぐには返事ができず、2,3週間後にやっとその仕事を受けることを決意した。
棺桶を作るのははじめてだったので、ネットなどで色々と探してみたけれど、自分のおばあちゃんに相応しいと思える棺桶のモデルはなかなかみつからない。たいていのものは無味乾燥なデザインだったり装飾が過多だったりする。
材料をどうするかも迷っていたけれど、ある教会が内装を一新するので椅子が要らなくなるのだが、という連絡があって解決した。
彼女のためにその椅子を分解し、切り、削っていると、おばあちゃんとの思い出が静かに、しみじみと蘇る。木を通じて、おばあちゃんの人生との対話が始まった。
そして、おばあちゃんのための、ほかのだれでもない、自分のおばあちゃんのための棺が完成した。
4年前には元気だったおばあちゃんは、現在、癌と戦っている。
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さてさて、ちょっと湿っぽい話になってしまったので、Flikrでみつけてきた世界の派手派手な棺の写真をご紹介しよう。
楽しく驚きのある葬式でみんなに別れを告げたいかたは、こんな棺を使うのもよいかもしれない。
自分が生きている間にちゃんと発注して支払いもすませておけば、遺族も文句は言うまい。
PS たまに"自分の死”をリアルに想像すると、いま生きているこの瞬間がより輝きを増しますね!
クラッシックカーであの世までひとっ走り! photo by Denaldo Dillo
アフリカ・ガーナの棺 photo by catface3
天国に行くときぐらいメルセデスに乗って行きたい? photo by Jim McDonough
楽しい人生だったんだろうなあ! photo by Spencer
2000年以上保つ。王様だったらこんなの欲しいかな。 photo by Daniel DeCristo
スニーカー集めるの趣味だったんで・・ photo by Neil R
ガーナの棺はなんでもござれ・・・photo by Walt Jabsco
死者としてちゃんと生きていけるように。生命維持装置つき photo by DigiTaL~NomAd
ある少年のために作られたそうだ。悲しい物語があるのかもしれません・・・photo by B
あの世でもコーラ! photo by Emilio Labrador