なにも成し遂げていないと思われるおっさんって、いったい幸せなんだろうか?
心のなかは後悔と恨みと諦念ばかりで、そもそも、生きている価値なんてあんのか?
加齢臭漂わせてないで、早く席を開けてくれりゃいいのに・・・
って、若い連中には思われているに違いない。
いつも、自分の失敗ばかり記事にしていて、「過去ばかり振り返ってんな!」とか「過去を振り返っても何にも変わらないことがわからないのか!」などという言葉を投げつけられてきたのだが、反論せずにきた。
僕がそういう書き方をするのは、みんな不幸やトラブルの話のほうが好きだから、「過去の僕」をディスるほうが、読まれるチャンスが増えるからだ。
それに、実名のブログだし、成功談は自慢話になっちまうし、たった今、自分がビジネス上などで挑戦していることもまた、書けないのだ。
しかし、年末だし、もうクリスマスだ。
50数年を振り返って、僕が最高に幸せだったこと素敵だったことを、ここに書いても、たまには許されるだろう。
いつもはおやじの説教ブログだが、今日は、おやじの自慢ブログにしてやる!
ふふふ~~僕ってぜんぜん大したこと成し遂げてないおっさんだけど、案外幸せなんだよね。
では、僕の人生を振り返って、最高に幸せだったこと、素敵だったこと、9個挙げる。
1.アイスホッケーの大学リーグで1試合5ポイントゲットしたこと
以前どこかに書いたように、大学時代を無駄に過ごしてしまったんだけど、体育会のクラブで最高に幸せな瞬間があった。
レベルが高いとは言えないけれど、国立大のリーグ戦があって、最終学年のとき、優勝は逃したけれど、準優勝で、ベストフォワードに選ばれた。総ポイント数でも2位、北大戦では、5ポイントゲットした。
あの最後のリーグ選の何試合かは、身体に万能感のようなものがみなぎり、最高のプレーができた。
運動神経に恵まれていない僕が、スポーツであのような陶酔感を味わえたことは、とっても幸せだった。
2.いただいたDNAでたいていの可能性は試す時間があったこと
幸い54才の現在まで、大病なく生きてきた。
おかげで、自分が授かったDNAで何ができるか、色々なことを試す時間があった。
生物界の一成員としては、それで充分与えられた使命を果たしたような気がしている。
いつ死んでも、悔いはない。
3.古屋さんに認められてかわいがってもらったこと
古屋さんとは、会社員時代の上司で、この記事のモデルになった人。
部下への欲求レベルが高く、ついていくのに、死に物狂いの気にさせられた人。
でも、様々なことを学ばせていただいたし、古屋さんに認められること、古屋さんをびっくりさせること、古屋さんを喜ばせること、それが一時期僕の最大のモチベーションであった。
苦しかったけど、古屋さんと冗談を言い合って、困難に立ち向かっていく毎日が、本当に幸せだった。
3.ファミリービジネスをしていること
会社を辞めてどうなるんかと、もちろん心配で心配で仕方がなかったが、嫁とビジネスを立ち上げて、今では娘も加わってくれたファミリービジネスをしている。
ファミリービジネスっていうのは、もちろん、規模は小さいのだが、大きな喜びがあるのだ。
家族がお互いにどんな風に仕事をしているか、毎日、目にしているという状況は、父親が毎日遅くまで知らないところで知らない仕事をしているのとでは、大違いだ。
家族同志の理解も深まるし、助けあうこともできる。
嫁とずっと顔を付きあわせて仕事するなんて無理!っていう声があることも承知しているが、それも人それぞれで、僕のように案外OKの男もいるのである(女にも同じことが言えるが、嫁も同様らしい)
4.自分が良いと信じないことを、一度もお客様にしなかったこと
たぶん、してないと思う。
ごくごく若い、働き始めたころは、どうだったかはっきり覚えていない。
でも、やっぱり、一度もしてないと思う。
人間だから、足りないことも多々あっただろうとは思う。そして、結果的にご迷惑をおかけしたことは、何度もある。
だけど、それと知りながら、それがお客様のためにならないと確信したことを、お客さまにしたことは、1回もない。
そうやって生きてこれたことは、とっても幸せだったと思う。
5.娘と孫を授かり、親も長生きしてくれていること
そうそう、今日から、長女の祥子と孫のいち乃が帰ってくる。
はやく、この記事書き上げなきゃ。
6.嫁と結婚できたこと
いちおう、書いとく。
7.昔の友達が、卒業し、会社を離れた今でも、あちこちから誘ってくれること
あまり人付き合いが良いとはいえない僕を、会社員時代の仲間や学校の仲間が、時々誘ってくれる。
最近も、十数年ぶりに、会社の仲間が呼んでくれたばかりだし、この正月には、小中学校時代の友達が、来いよって誘ってくれた。
ただただ、めちゃんこ、幸せだ!
8.はてなブログの月間アクセス数でこの11月に1位になったこと
黙っていたが、じつは、11月のはてなブログランキングで1位になってしまった。 (ポナコさん、まとめありがとう!:2013年11月のはてなブログランキングができましたよ。hatenablog.comの1位はICHIROYAのブログ!)
たまたま記事の2本が大ヒットしたのでそんな結果になってしまい、僕のようなおっさんブログが1位というのも申し訳ないと思いながら、内心、めちゃくちゃ嬉しかった。
それを告知しなかったのは、すぐに元に戻るだろうと思っていたからで、案の定、今月は10以内に入れるかどうかも怪しいところまで戻りつつある。
でも、いろんな話もいただいて、ちょこっと、書くことの可能性が見えた。
9.生まれてきたこと
まあ、ただのおっさんで、何も成し遂げてないけれど、やっぱり、生まれてきて良かった。
ありがとう!
photo by stephane