人類の未来が変わる!似非科学と目されていた「常温核融合炉」が、第三者の科学者グループに実証された!
by CottonIJoe
「常温核融合」という言葉は、いっとき未来を拓くものとしてもてはやされたが、最近では、とんと聞かなくなった。
しかし、常温核融合が、世界のエネルギー問題と環境問題を、一挙に解決してしまうかもしれないと感じさせられる研究結果が、この5月16日、著名論文公開サイトArxivで公開されている。
イタリアの発明家ロッシ氏がつくった、有名な「E-Cat」と呼ばれる常温核融合炉を調べた第三者の研究者グループ(スェーデン人5人、イタリア人2人からなる)が、「もっとも誤差を大きくみた場合でも、投入したエネルギーを明らかに上回る熱の発生を確認した。常温核融合が起きているという結論を出すものではないが、その熱量は、考えうる化学的反応を大きく上回っている」と発表した。
(こちらのブログに詳しく報告されています~日本語)
現在、このE-Catの開発は、本国イタリアでは、環境への安全性の確認を理由に中断している。
だが、すでに、3台の1MVのプラント(106台のE-Catからなる)が、アメリカの民間用に輸出されているし、それより先に、アメリカ軍も1台購入して実験している、という。(以上、ロッシ氏談)
また、公式には、常温核融合を「サイエンス」であると認めていないアメリカだけど、NASA・グレン・リサーチセンターのチーフサイエンティスト、Aawodny博士は、常温核融合に対して、その可能性を認める、好意的な発言をしている。
(以上、このページを参照しました Just Confirmed: New Energy Source Could Power the World With Clean Efficient Fusion )
ついに、人類は、二酸化炭素も放射能も出さない、究極のエネルギーを手にするのか!
これで地球温暖化も、放射性廃棄物の問題も、その他もろもろの多くの人類の問題も、全部、解決だ!
やったぜ!
と、思ったものの、なぜか、世間では、そんなビッグ中のビッグニュースは、まったく人々の耳目を集めている様子がない。
どうやら、このロッシという人のつくった「E-Cat」は、ここ2,3年、何度か話題になって、まさにオオカミ少年のごとくに思われているようなのだ。
「E-Cat」は2011年の1月に世界に公開されたのだけど、さきに紹介したブログの過去記事によると、去年の1月の時点で、ロッシ氏は、小型化した「家庭用小型E-Cat」を開発して、冬には、アメリカで、400ドルから500ドルで、大量販売したい、と言っていたのだ。
どうやら、そちらの話は、中断しているようだ。
しかし、だ。
今回の第三者による客観的な調査の結果は、関係者、常温核融合に興味を持つ人達が、固唾を飲んで見守っていたようだ。
そして、その手続や結果は、常温核融合の可能性を大きく肯定するものだった。
科学の主流は相変わらず黙殺の構えだが、「似非科学」と決めつけるのは間違っていたかもしれないのだ。
単なる大言壮語なのか、人類の偉大な発明なのか。
単なる茶番にすぎないのか、人類がついに究極のエネルギーを手にしたのか。
世界中のマスコミ、科学者が、この結果を巡って、大論争になって欲しい。
そして、人類が大きく変わる節目に、僕らが、今まさに、立ち会っているところなのか、ぜひ知りたいものだ!
PS それはそうとして、「常温核融合」はその先行きがまだ未確定だけど、結果的に、実現不可能だった研究に、人生を捧げた数多の研究者に、心から感謝したい。
数しれぬ研究者が、その道は行き止まりである、ただそれだけのことを突き止めるためだけに、その人生を費やした。
そして、それが科学の進歩の原動力となった。
名もない、彼らに、乾杯!