さあ、勇気を出して、イベントを主催してみよう! 言い出しっぺを恐れないための6つのヒント
苦手なものだらけの僕だけど、もっとも苦手なもののひとつに、「何かの会やイベントを自分が主催する」ということがある。
適当な言葉がみつからないので、このページ(How to run your own festival)の言葉をそのまま借りて、いまはそれを「オウン・フェステイバル」と呼びたい。
それは、たとえば、「男も女も振袖を着て楽しむパーティー」だったり、「M師匠を偲んで呑んだくれる十周忌パーティ」だったり、「はてなブロガー交流会・あほでええやんか大阪ナイト!」だったり、「シニアのアイスホッケー出戻りマッチ」だったりする。
そういった「フェステイバル」に参加するだけでなく、「オウン(自分で)」言い出しっぺになり、自分で人を集め、協力者を集め、必要な資金を集め、参加者を集め開催することだ。
会社という組織のなかではそういったことはさほど難しくはないのだが、とくに、会社を離れ個人で仕事をしていたり、また、会社組織にいても、まったく組織と関係のないところで実現しようとすると、とたんに難しくなる。
いや、きっと、世の中の他のことに比べて、特段に難しくはないのだろうけど、たとえば僕は、ついつい、「参加者を満足させることができるだろうか」ということが心配になり、ちょっと考えただけですぐにブレーキを踏んでしまうのだ。
もちろん、お金の帳尻が合うだろうかとか、仲間は賛同して協力してくれるだろうかとか、失敗したら恥ずかしいだろう、などという気持ちも起きる。
しかし、もちろん、そういったことを軽々と実行していかれるひとたちもいるし、僕にしても、そういう壁をぶち破りたいと思っている。
たまたま、このページ(How to run your own festival)をみつけて、なるほどと思った。僕のような「オウン・フェステイバル」に踏み出す勇気の欠けているひとには参考になると思うので、要点だけ訳出した。
ちなみに、これを書いたJody Tozerさんは映画監督で、映画関連のフェスティバルを復数開催しておられる。(以下要約ですが、僕なりの補足を加えています)
1.あなたがほんとうに高い関心をもっているもので何かをしよう
映画フェスティバルをやろうとしたのは、私が映画をつくり見ることに強い情熱をもっていたからだ。私はけっしてそれでお金を稼ぐつもりはなかった。あなたも、お金目的ではなく、熱いパッションを注げるもので、オウン・フェステイバルを開催しよう。
2.小さく始めよう
最初のイベントは学生時代の小さなパーティだった。その時に、「ほんとうにみんな参加してくれるだろうか」という恐怖と付き合う方法を学んだ。そういった恐怖心を感じるのはあなただけではない。私も、そしておそらくほかの多くのひとも、小さくスタートしてそれを克服したのだ。
3.大きなお金は必要ではない
なにかのイベントをしようとすると、ある程度のお金が必要と思ってしまうが、それは完全に間違いだ。必要なことは、あなたの持っているリソースをどれほど有効に使えるか考えぬくことだ。
私自身の映画フェスティバルも、お金なく始めた。
4.オーガナイズが鍵!
そんなに大きなポイントじゃないけど、きちんとオーガナイズすることも大事。私も自分のTo-Doリストを持っているし、仲間と重要事項をプリントアウトしたもので共有している。また、何かがダメになったときのためのバックアッププランも常に用意している。
5.オリジナルなものにしよう
すでにほかの誰かがあなたのアイディアと良く似たことをやっているなら、そのイベントは諦めたほうがよい。あなたは、あなただからこそできるニッチを探して、あなたのオーディエンスを集めるべきだ。そしてそのあなたのアイディアが真に人々に求められているものなら、参加者が十分集まるかどうかという心配もしなくてよくなるのだ。
6.太陽の下で、良いも悪いもすべての思いを経験する準備を
イベントをするたびに、大きなストレスを経験するだろう。いわば、太陽のもとで、みんなが見ているなかで、あなたはそれを経験する。しかし、その経験をして、苦さと喜びを芯から味わい、成長できるのは、主催者のあなただけなのだ。
photo from New Old Stock