風鈴のような素敵な音がする「画期的な自転車用ベル」のプロジェクトに瞠目せよ!(予約購入可能)
ぜひ、この動画のPLAYボタンを押して、耳を澄ませながら、読んで欲しい。
素晴らしい製品、アイディアは、時代の最先端技術を使わなくても可能だ。むしろ、見慣れたものに、いままで思いつかなかったようなアイディアが付加されると、見ているほうまで、なんだかすがすがしい気分になる。
今日も、そんな製品の計画を、アメリカのクラウドファウンディングサイトKickstarterでみつけたので、紹介したい。
なんのことはない、自転車のベルだ。
あの、ジリンジリン、となる、うるさいやつ。
いまはどうだか知らないが、子供のころに乗っていた自転車のベルは、コイル状のばねが仕込まれていたのか、ジイジイ、ジリジリとうるさかった。
で、なんだか邪魔なので、肝心なときに、横を向いていたりして、あんまり役に立たなかった。
Kickstarterで20,000ドル(約200万円)を目標にはじめられたこのプロジェクトは、まだ34日も残しているというのに、124,880ドル(約12,000万円)と2,203人の支援者を集めてしまった。(2013年8月18日現在)
そのプロジェクトというのは、ただの、小さな、自転車のベルなのだ。
構造はすこぶるシンプル。
ネジは1本だけで、22㎜から32㎜のバーハンドルにとりつけ可能だ。
親指一本で、鳴らしたいときに、瞬時に鳴らせる。(そして、たぶん、止めることもできる~はっきり書いていないのでわからないけど)
シンプルなデザインで、レトロな自転車にも最新のロードバイクにもあう。
そして、なにがサイコーに素敵かというと、その音だ。
最高の、日本の風鈴のような音がする。
もちろん、歩行者、ほかの自転車ドライバーの注意をひくに、充分な音量が出る。
なぜそんなことが可能かというと、このベルの製造を、Bevin Brothersという産業革命以降、ベルを専門に作っている会社が担当するからだ。
日本でいうと、火箸の風鈴で有名な明珍さんが、製造するようなものかもしれない。
その音は、ノイジーではなく、優しく、美しく、歩行車に注意を呼びかけるのだ。
なお、このキャンペーンは現在続行中で、日本からも参加、予約購入できそうだ。
35ドル+海外向け送料15ドル ステンレスそのままの色のもの
55ドル+海外向け送料15ドル ブラック塗装したもの
もちろん、予約購入レベルだけでなく、彼らのプロジェクトを応援したければ、がつんとお金を振り込んであげて欲しい。詳しくは、こちらの元ページで。
明日から本格的に仕事か、とちょっと憂鬱な朝に、このプロジェクトを発見して、晴れやかな気分になった。
自転車のベルというありきたりなモノに、これほど素敵なイノベーションが眠っていた。
きっと、世界には、無数のイノベーションの可能性が眠っている。
ほんとうに、ドキドキする。
PS このプロジェクトはKickstarterで知ったもので、謳い文句通りに完遂されるかどうかを、僕が保証するものではありませんので、ご留意ください。