ICHIROYAのブログ

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組織には4種類の人間しかいない。仕事ができて、使いやすい人間と・・・

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大正時代のころの男物の羽織に、こんなデザインが染められていた。
伝統的な家紋のデザインを、チャックで切り開いて、出てきたのは、時代の最先端のモダンボーイにモダンガールだ。
こんなかわいい顔をして、まさに、時代を切り開く。


それにしても、愛すべき笑顔だ。
そうだ、いつの時代も、この愛すべき笑顔が、時代を切り開くのだ。


きのう聞いて、耳から離れない言葉。
たぶん、何度も聞いていたはずなのに、なぜか、昨日は、その言葉が胸に刺さって、まだとれない。


組織には4種類の人間しかいない。
仕事ができて、使いやすい人間。
仕事はできるが、使いにくい人間。
仕事はできないが、使いやすい人間。
仕事ができないうえに、使いにくい人間。




そして、もちろん、「仕事ができて、使いやすい人間」が、ベストだ。
また、たとえば、全社を横断して新しい組織をつくったりする場合、各部署は、2番めと4番目の人間ばかり出しがちなので、新組織はなかなか仕事が前に進まない組織になってしまったりする。

そんなことはわかっていたはずなのに、なぜ僕は、自ら「使いにくい人間」でいることを選んだのだろう。
馬鹿だったからだ。
組織の求めるもの、上司が期待するものが、自分の「信念」と相容れないとき、自分の「信念」を選んだからだ。
そうしなければ、自分という情けないちっぽけな存在が、ゼロになってしまう恐怖を感じて、そうせざるおえなかったのだ。
強い劣等感が、そうさせたのだ。
たぶん、それは僕だけじゃない。
多くの人間は、自ら「使いにくい人間」にならざるをえず、自ら、未来への窓を締めてしまう。
あのときの、僕の「信念」って、なんだったんだろう。
それは、そんなにも絶対的な、間違いのないものだったのだろうか。


もう一度、会社勤めを、最初からやり直せるなら、誰よりも、「仕事ができて、使いやすい人間」になることを目指すだろう。
そうとわかっていれば、簡単明瞭な、行動指針だ。
いちいち、ぐだぐだ悩む必要はなかったのだ。


仕事ができて、使いやすい人間


まったく簡単だ・・・
簡単か?


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