ICHIROYAのブログ

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絶対泣ける話(靴磨きのレクシーさん1800万円を病気の子供たちに寄付、世界のヒーローとなる!)

 

 



泣ける。 
まったくもって、目頭が熱くなる。

彼は毎朝、医師たちのスケジュールを確認する。
そして、一日の「靴磨き」の段取りを決める。
1981年から30年も、毎日、彼はそうしてきたのだ。

そう、レクシーさんは、靴磨きなのだ。

取材に彼は、笑って言う。
「先生たちは、みんな、6ドルか、7ドル、チップをくれるんです。クリスマスに、50ドルくれた先生もいたんですよ!」

そして、レクシーは、そうやって得たチップを、すべて、「子供病院無料治療ファンド」に寄付してきた。
そのファンドは、病気の子供をもちながら、治療費を払えない親たちに、お金を与えるのだ。

1セント残さずに、である。
そして、医師や病院関係者たちが言う。
「彼の寄付の総額は、20万ドル(1800万)に達する。総収入の、なんと、3分の1を寄付したのだ」と。

ねえ、レクシーさん、寄付しないで、とっておきなよ。
先生たちは、君の暮らしが、ちょっとでも楽になるように、美味しいものでも食べて欲しいために、チップをくれたんだよ。
そのお金は、自分のために、使いなよ。
君が寄付をしなくても、もっとたくさんお金をもっている人たちが、たっぷり寄付してくれるよ。

と、病院の寄付の窓口のひとは言わなかったのだろうか。
色々と考えてみると、この話が、ほんとうに、100%美談なのだろうか、とちょっと疑心暗鬼になる。


が、動画で、彼のことを見て、納得した。
彼は、ただただ、そうしたくて、30年間、毎週、毎週、数百ドルを窓口に持ってきたのだ。


彼はピッツバーグの、そしてアメリカのヒーローのひとりとなった。
「ヒーローになるのもいいもんだね!」と彼は言う。



靴磨きをして、ヒーローになる。
それにも、いろんな道がある。
靴磨きの技を磨き、工夫して、たくさんのお客さんを得て、お店を持ち、チェーン店に仕立て上げて、何千人の人を雇い、たくさんのお金を儲ける道もあるだろう。
しかし、誰もが、それをできるわけではない。
が、レクシーさんのように、自分ができることをして、自分がほんとうにしたいことを続けて、ヒーローになる道もあるのだ。
真のヒーローになるには、真の自分になることだ、とレクシーさんは教えてくれる。


また、レクシーさんは、自分がヒーローとして脚光を浴びることを望んで、そうしてきたわけではない。
全米が、そして世界が、レクシーさんの名を知るようになるまえに、彼がこの世を去ってしまう可能性だって大いにあった。


日に何度も、自分勝手で強欲なひとたちが巻き起こすニュースを聞かされ続けて、もう死んでしまいたいと思えてくる、このどうしようもない世界にも、レクシーさんのようなヒーローが、僕らの知らないところに、ひょっとすると、僕らのすぐそばにもいるかもしれないのだ。


この世界も、捨てたもんじゃないのである。

ほんとうに、ありがとう、レクシーさん!


(こちらに、上にはった動画より詳しい本人の動画と記事があります。ぜひ、ご覧ください  参照:Shoe Shiner donates $200K in tips to children  in need )