ICHIROYAのブログ

元気が出る海外の最新トピックや、ウジウジ考えたこととか、たまに着物のこと! 

★★★当ブログはじつはリサイクル/アンティーク着物屋のブログです。記事をお楽しみいただけましたら最高。いつか、着物が必要になった時に思い出していただければ、なお喜びます!お店はこちらになります。★★★


「ビル・ゲイツを感化した、7500億円を寄付した実業家」と「僕を号泣させた、2000万を寄付した靴磨き」

The Billionaire Who Wasn't: How Chuck Feeney Secretly Made and Gave Away a Fortune

The Billionaire Who Wasn't: How Chuck Feeney Secretly Made and Gave Away a Fortune



僕がこのブログで、よく欧米の話を紹介するのは、欧米への崇拝や憧れのためではなく、まだ、みんながあまりよく知らないニュース・トピックスのなかに、僕の琴線に触れるものがあって、それを、ぜひ、共有したいと思うからだ。

今日は、与えつくしたふたりの英雄の話だ。

ひとりは、Chunk Feeney氏。
上記の自伝がある。
記事はたくさんみつかるが、たとえば、こちら。

The man who gave away $7.5billion: Philanthropist who inspired Bill Gates and Warren Buffet wants all his money spent on good causes before he's dead 
75億ドル(約7500億万円)を与え尽くした男:ビル・ゲイツとウォーレン・バフェットをインスパイアした慈善家が、死ぬ前にすべての財産を寄付する
~~~Mail Online  7/22/2013

 

アイリッシュアメリカンのブルーカラーの家に生まれた彼は、朝鮮戦争の退役軍人。デューティーフリーショップを友人と始め、世界一のチェーン店に育て上げる。
それで得た利益は、財団をつくり、そこに全部移して、自分の名前は出さずに寄付してきた。1997年、会社を売却し、そのために、フォーブス誌に全米で23番目のお金持ちとして紹介される。しかし、また、彼は、「地下に潜り」、匿名での寄付を続ける。
そして、今、82歳の彼は、全財産を死ぬまでに、寄付してしまうことを決めた。
20億ドルぐらい残っているそうだが、それを足すと、生涯寄付した(する)総額が、75億ドル(7500億円)になると。
彼は、安物のデジタルウォッチをして、家も車も持っていない。
そして、彼のこの事前は、ビル・ゲイツやウォーレン・バフェットにも、多大な影響を与えた、らしい。
彼が最後に、身を潜めていた影から、スポットライトのあたる場所に出てきたのは、「富は、人々を助けるために使うべきである」ということを、伝えたいためだという。
( ”I had one idea that never changed in my mind - that you should use your wealth to help people."  )


彼は、7500億円を与えつくした英雄だ。


もうひとりの英雄は、レクシーさん。
彼が寄付したのは、2000万円。
しかし、彼からもらう感動は、Chunkさんに勝るとも劣らない。
彼は、小児病院つきの、靴磨きを職業としている。
そのわずかな給料から、毎週、毎週、数百ドルを、「病気の子供達のために」寄付を続けた。
それは30年にわたり、総額20万ドル(約2000万円)に達したという。

(自分の記事で恐縮だけど、詳しくはこちら )



アメリカという国は、闇も深いけれど、頂きも果てしなく高い。


そして、僕は? あなたは?
できることをするしかない・・・