ICHIROYAのブログ

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お願い、シスター!(修道女に学ぶ、幸せに死ぬための6つのコツ)

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清貧・貞潔・服従の三つの誓いを掲げ、神に忠誠を近い、世界の人々のためにひたすら祈る修道女、シスター。
アメリカでも、彼女たちの多くは、健康で長生きし、幸せなうちに人生を終えるものが多いという。

強欲・好色・反抗を熱く胸に抱き、強いものには面従腹背を常とし、自分のためにひたすら頑張ってきた僕ら。
そんな僕らの多くが、不健康で早死し、失意のうちに人生を終えるものが多いのも、当然といえば当然である。

だから、この歳になって、いまさらシスターにすがって、どうやったら幸せになれますか、などと訊ねても、ひとこと、「祈りなさい」と言われるのがオチである。
結局、僕のような人間が、歳をとってくたばるときは、失意と絶望と苦悩に心を占領されたまま、何年も苦しんで、死んでいくのだろうか。
ちょっと、嫌だ。

しかし、あるひとが11ヶ月、カソリックの教会で暮らし、彼女たちの生活を見て、インタビューをした結果をまとめておられたので、興味深く読んだ。
歳をとっても健康で幸福感に満ちた彼女たちの生活が何に起因するのか、6つにまとめておられたので、それを紹介する。

1.動き続ける

シスターは一日中立ち働いている。朝から晩まで、教えたり、介護したり、フードバンクでボランティを手伝ったりと、休む暇なく動き続けている。

2.ポジティブな感情でいる

シスターは常に人々と深い愛情をもって接する。また、シスター自身、キリストの大きな愛にいつも包まれていることを実感している。
そういったポジティブな精神状態でいることが、健康にも精神状態にも良い影響を与えている。

3.目的をもち、そのために働いている

95才になったあるシスターは、もう2,3歩しか歩けない。筆者が彼女に、今日は何をしていたのですか、と訊いたら、彼女は答えたそうだ。「毎日、病院に行きます」と。彼女は車椅子に乗って病院に行き、シスターたちの部屋に行って、彼女たちに加わり、彼女たちのため、患者さんたちのために祈ることを日課にしているそうだ。

4.コミュニティを維持する

修道女の世界では、人間関係が密で、生涯にわたって、その関係が維持される。お互いにそれぞれのことをよく知っており、誰かが病気になったり困っていたら、すぐに友達が駆けつける。教師などの仕事をしていてそれから引退したとしても、友達との付き合いが変わることはない。


5.早くから死ぬことを考える

おおくのシスターは引退したらすぐに、自分の葬式のプランをたてはじめる。早くから死の準備をすることで、死は受け入れ易くなる。

6.捨てる練習をする

修道女になるとき、彼女たちはすべてを捨てる。どこに住んで、何を着て、どんな名前にするかも、自分では決められない。このことは、彼女たちにとっても、なかなか受け入れられない。でも、やがて、年月を経て、ものに執着しないスキルを身につける。
人間、歳をとれば、だれでもいろいろなものを失っていく。仕事を失い、運転の能力を失い、家を失い・・・。それはもちろん悲しいことだけど、シスターのように、「失うこと」で不幸せにならないようにすることは、今からでも学ぶことができるのである。


(Annaさん、素晴らしい記事をありがとうございます! 元記事はこちらです)

photo by Semilla Luz