ICHIROYAのブログ

元気が出る海外の最新トピックや、ウジウジ考えたこととか、たまに着物のこと! 

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60才を超えても、大きな夢を抱いて起業したっていいじゃないか!

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 どうやら、日本でもアメリカでもイギリスでも、シニアの起業が増えているようだ。
 たとえば、早期退職を選んで50才から55才ぐらいで起業したり、定年後、60才から起業したりする人たちである。そもそも、その年代の人が増えているのだから、ほんとうに自分でやりたかったことをしたいと思い、自分の商売を始める人が増えているのもうなずける。

 それなりの歳になって自分の商売を始める時は、ビジネスや人生経験、人脈が有利に働くが、もちろん、デメリットもある。

  • 残り時間が限られているので、大きな失敗はできない
  • 身体の無理がきかず、いつまで健康でいれるかという不安がある
  • 新しいことを学ぶのに苦労する
  • 欲が薄れているので、モチベーションが薄くなりがちである

 
 と、まあ、自分の身を省みて、あるいは定年後の知人などを見て、感じるのはそんなところだ。
 そういうデメリットをそのまま甘受して、もう無理と思う人もいるし、デメリットをある程度は意識しつつ、それでも起業に踏み込む人もいる。

 たとえば、ブログ、SNSで知り合った法貴さんは、60才の定年後にまったくそれまでの仕事とは畑違いのケーキ屋さんを始められた。

 法貴さんのプロフィールがブログの自己紹介のページに詳しく書かれている。

profile.ameba.jp


 法貴さんのケーキは、欧米では伝統的に作られているもの日本ではあまりお目にかからない、リッチドライフルーツケーキというもので、パウンドケーキの一種で、中身のドライフルーツ等の比率が50%以上のものだそうである。
 僕もスタッフや家族といただいてみたが、たしかに、たっぷりとドライフルーツの詰まったそのケーキはしっとりと甘く、ヨーロッパの味がしたように思う。
 その美味しさだけでなく、ドライフルーツが多いため、長期保存もできるそうだ。
 つまり、災害時には、保存食糧としても役に立つということである。

 さて、法貴さんは、退職前はシンガポールにおり、そこでドライフルーツケーキに巡りあった。その美味しさの虜になり、5年近く、週末になると自ら工夫してドライフルーツケーキを焼いていたそうだ。それを友達に食べてもらったところ、絶賛され、やみつきになった。
 2011年、定年で帰国すると言ったら、出資するから、帰らずにそのケーキをこっちで作り続けてくれと頼まれた。
 で、法貴さんは真剣に考えて、決めた。
 まず、日本でドライフルーツケーキ屋を始めよう。それが軌道に乗ったら、シンガポールに行こう。
 そして、無添加、無着色のドライフルーツの材料を探すことに苦労しながら、ケーキを完成。
 現在、自社サイト、アマゾン、食市場でネット販売され、また、期間限定のスタンドなどでも販売されている。

 法貴さんが素晴らしいと思うのは、先に書いたようなデメリットを、充分に考えたうえで、リスクを限定した形で現在の商売を始められたという点だ。
 出資者をしようという人はほかにもいたようだが、その話に舞い上がらず、リスクの多い海外での起業から始めず、日本で始められたこと。
 そして、シニアの起業だからと夢が小さいわけではなく、将来はシンガポールに店を持つんだという大きな夢を描いておられること。
 また、実店舗への投資はリスクが高すぎるとして、リアルな店はつくらず、ネットショップで販売されていること。 
 まったく新しいノウハウ、ネットショップでの販売やSNSでの告知に、挑戦されて自分のものとされていること。つまり、苦手だと思われることも、必要なことは挑戦して、学んでいかれていること。
 みずからケーキを焼き、また、スタンドでの販売の時も、みずから出向いて販売されていること。大きな会社にいて定年した人に、「一介のケーキ屋」でいる自分を人前に晒すことは苦手だと思われるのに、である。
 
 ともかく、60才を超えていたって、やればできるのである。
 

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kanefactory.com


(おまけ) さて、とはいえ、何から始めたら良いかわからないという人のために、「2015年に始めるべきビジネスアイディア50+」という記事で挙げられていたアイディアを紹介しよう。イギリスのスタートアップ関連のサイトの記事だが、日本でも起業のアイディアとして使えそうなものがたくさん列挙されている。詳しくは、元記事を参照して欲しい。太字は、僕もいいなと思うもの。

  1. ウェッブデザイン
  2. オンライントレーダー(株だけでなくさまざまなモノを含む)
  3. ホームメイドのものをオンラインで売る
  4. バーゲンで安く売っているモノをみつけてオンラインで情報提供する
  5. オンラインでフィットネスのアドバイスをする
  6. ブログで稼ぐ(広告、アフェリエイトなど)
  7. オンラインで複雑化する広告を代行する
  8. 犬の散歩
  9. ペットグルーミング
  10. アフェリエイトプログラムに参加する〈オンライン、オフライン)
  11. ネットのカーパーツショップ
  12. ローカル産品のネットショップ
  13. 服の店
  14. バーチャルアシスタント
  15. モバイルケータリング(パーティなどで小さなスタンドを持込みフードを提供)
  16. なにかのスキルをオンラインで教える
  17. ワードプレスのテーマをつくる
  18. フィットネスや健康管理のパーソナルトレーナー
  19. クリーニングビジネスそういえば、忙しい人のための出張カーウォッシュって絶対利用者いると思うんだけどなあ
  20. 写真を売る
  21. 文章を書く(アマゾンで自費出版して売るのも一般的になってきたなあ)
  22. 地域のコミュニティマガジンをオンラインでつくる(その広告費で稼ぐ)
  23. メンバー限定のウェッブサイトを始める(そのウェッブへのアクセスを有料化する)
  24. 「コレクタブル」(趣味で収集されているもの)の売買をする
  25. シンプルで中毒になりそうなモバイル向けゲームをつくる
  26. 自転車のレンタルなどのビジネス
  27. ソーシャルメディアマーケティングのノウハウを売る
  28. スマホのディスプレイの修理ビジネス
  29. CV(職務経歴書)のイカス書式を作って売る
  30. ニッチな分野のPRエージェンシーを始める
  31. SnapchatやInstagramのような写真共有の新しいソフトを考える
  32. オンラインで特定分野のことをすべて教えるフルコースの授業を提供する(現在は入門編のようなものが多い)
  33. 個人向けにオリジナルのファッショングッズをつくって売る
  34. 人気サイトをつくってサイトそのものを売る
  35. 町中の駐車スペースを探すアプリなどをつくる
  36. ワードプレス(ブログのソフト)のセキュリティとバックアップサービス
  37. ニッチな仕事が探せるサイト
  38. ビッグデーターアナリスト
  39. 自転車修理
  40. SEOコンサルタント
  41. 大きなパーティやイベントのプランナー
  42. 輸入のエキスパート
  43. 特定の言語やプログラムのスペシャリストとして、プログラマーに教える
  44. 製品のプロモーションビデオを制作
  45. バイラルにのりそうなビデオを制作
  46. 健康関連アイテム、サプリ
  47. 生鮮食品のデリバリー
  48. 楽器の演奏を教える
  49. ユニークなギフトの詰め合わせなどの販売
  50. クラウドホスティングのリ・セル(提供されているクラウドホスティングの仕組みを小売する)
  51. ユニークなコーヒー、ドリンクの店を始める