小さな会社の事業主やフリーランスの方々に贈るサプリ! 「あなたは大きな会社じゃない」
photo by Javier Sempere (sildeer)
今日は組織人のためでなく、僕のような小さな事業をやっている人、フリーランスの方々のためにひとつの記事を翻訳してお届けしようと思う。
小さな会社をやっていると、会社がうまくいってちゃんと儲かっている時でも、気分が落ち込んでしまうことがある。
たとえば、同じ時期に同じ業種で事業を始めたライバルが自分よりずっと規模が大きくなっていくのを見たり、たとえばブログなどを書いていて有名な起業家の方から「バカ!」と全否定されたときなどだ。
そんなとき、自分の小ささがほとほと嫌になる。
しかし、もちろん、それはそれぞれの人の持って生まれた器量や運や環境によるもので、いちいちそんなことを気にかけていてもしかたがない。
Justinさんは、そんなときは、「誰かを助けることに集中しよう」とアドバイスしてくださっている。
人間は他人が持っているものはすぐに羨ましくなるけれど、自分が持っているものの価値は忘れがちだ。
ちょうど今朝、Justinさんの友人でもある有名なデザイナー、ベストセラーの著者であるPaul Jarvisさんの「You Are Not a Large Corporation(あなたは大きな会社じゃない)」という記事を読んでいて、小さな事業のオーナーであることの利点を再認識した。
普段から僕も感じていて、ここにも書いたりしたことだけど、こうして他の人がまとめてくれていると、なんだか今更ながらに納得する。
この記事は僕のような小さな事業主、フリーランスの方には元気を注入してくれると思うので、そのまま訳出する。
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『あなたは大きな会社じゃない』
ー 自営業者のためのマニフェスト
あなたは自分の野心を解き放ち、小さな会社の小さなデスクの束縛から飛び出したたいした馬鹿ものだ。
あなたは凄いチカラを持っている。
それを自分のために使おう。
- あなたは株主への業績報告や自分の収入とは無関係に、「成功」の定義を自分で決めることができる。何日休みをとるか、リャマを救うためにどれほどの金額を寄付するか、あるいは何日旅行しながら仕事をするのか、すべては自分で決めることができる。
- あなたはひどい失敗をすることができるし、それをわびて、何かを学ぶことができる(何も学ばずにいることもできる)
- 事業のミッションステートメントに「自分の健康に注意を払うこと」という項目を加えて、勤務時間中に散歩に行ったり、趣味のことをやったり、ヨガをしたりすることもできる。
- 自分の価値観や倫理観に基づいて働くことができるし、それを自分の従業員にもとめることもできる
- あなたのお客様とハイタッチ!することができる(チェスト・バンプ*1はちょっとやり過ぎかも)
- 計画なしでいることもできる。つくらなくっちゃと思わなくてもいい!
- 下着姿で働くことだってできる(ビデオチャットをするときはやめたほうがいい)
- ルールを破ることができる。どんなルールもつくらないことだってできる。
- あなた自身でいることはできる。あなたが本来のあなたそのままでいることは、人々を惹きつけ伝播するチカラがある。あなたが本来持っているものは、素晴らしいものでどんな状況でも光を放つ。*2
- それが正しくないと思えば、NOと言える(それが1ドルであれ7000ドルであれ)
- 取締役会にではなく、自分にすべての責任がある
- 何が得意で何が得意でないか、プロジェクトを始める前にお客様の前で正直になることができる
- 自分のビジネスのすべてをやめることもできるし、またゼロから始めることもできる
- ビジネスのすべての面において情熱をもてなくてもいい。会計や法律が必要となればその分野の人を雇えばよいのだから
- 自分の会社に雇うひとを選び抜くことができる
あなたは大きな会社にいるわけじゃない。
大きな会社にいたときみたいにふるまう必要はないのだ。