ICHIROYAのブログ

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あなたが今やっていることは、モーションですか、アクションですか?

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 いつも読ませていただいているJames Clear氏が、またMediumに素敵な記事をあげておられた。
 モーションとアクション は違う。
 そして、ほとんどの人はそれを混同していて、モーションはおこなうが、アクションには至らないという。

 モーションというのは、たとえば、ネットやビジネス書を読み、儲かる方法を研究すること。そして、アクションというのは、たったひとつのモノでも、ヤフオクに出品すること、あるいは、どこかのお店のオーナーに会いに行って、置かせてもらうように頼んだりすることである。
 モーションというのは、たとえば、人間ドックにいって様々な検査を受けてみたり、その値が健康値なのかどうか調べたりすることだ。そして、アクションというのは、散歩を始めたり、食べるものを変えたりすることだ。
 モーションというのは、たとえば、ひとのブログの記事を読んで感心し、re-tweetしたり「いいね!」ボタンを押すことだ。あるいは、些細な間違いを指摘したり、自分ならもっとうまく書けるのにと思うことだ。そしてアクションとは、小さな額でも寄付したり、自分でより正確で役に立つと思う内容の記事を書いて公開したりすることだ。
 
 モーションは、世界を変えない。
 アクションは、それがたった1ミリだったとしても、自分と世界を変える。

 なぜ、みんな、もちろん、僕を含めて、モーションでとどまり、アクションに踏み出せないのだろうか。
 モーションは実際の動き、本を読んだりキーボードを打ち込んだりという、物理的な動作を伴う。それがひとつの罠で、自分のやっていることが、アクションの一部であると誤解してしまうのだ。しかし、モーションはどこまでいってもモーションにしか過ぎず、アクションにはならない。
 そして、もちろん、アクションに至らない理由の最大のものは、失敗するのが怖いからだ。
 たとえ、それが小さな小さな失敗であったとしても、バカなことをやっていると、わずか数人の人に見られるのが、とても恥ずかしく、自分の沽券に関わると思ってしまう。
 この圧力は想像以上に大きく、たいていのひとは、「バカなことをやっている」という一言で、腰を折られてしまうのだ。
  失敗することがいかに大切なことか、モーションからアクションに踏み出すことがいかに大事なことか、ほんとうはみんなわかっている。でも、やっぱり、その壁を踏み越えるのは難しい。そして、とくに、自分がスマートであると思っているひとほど、その壁は高いのかもしれない。

 James Clear氏は、その壁を乗り越えるために、1.スケジュール化すること、2.アクションに移行する日を先に決めることを提案されている。
 氏は以前から、スケジュールを決めて、それを決して破らずに続けることの大切さと、それで達成しうることの大きさを説いておられる。
 たしかに、モーションをアクションに変えることも、スケジュール化がひとつの方法かと思う。
 たとえば、毎週月曜日には、必ず自分の考えを表明したブログを書くとか、自己啓発系の本を1冊読んだら、最低ひとつのアクションを自分に課すとかである。

 それ以外にも、僕はこんなことが必要じゃないかなと、思う。
 ひとつは、自分が何かの行動を行っているとき、それがモーションなのか、アクションなのか、考えてみること。ずっとモーションにとどまっていることなら、やめてしまうか、強引にアクションにもっていく。
 そして、そのことを、公言する。
 公言してしまえば、「公言して、やって成功する」「公言して、やって失敗する」「公言して、やらない」の選択肢しかなくなり、どうあってもアクションしないことが、一番恥ずかしいことになってしまう。
 「公言して、やって失敗する」をいくら積み上げても、同じぐらい、あるいは少数だけど大きな成功があれば、勲章になりはすれ、恥にはならない。

 
 アクションに至らないモーションは無意味だ。
 不完全でも、それを笑う人がいても、アクションにつなげていきたい。

 

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