ICHIROYAのブログ

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捨て犬だったクーパー君が3歳の少年を救い、全米が涙した話

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 自分という人間は、いったい、誰かに強く愛されたりしてるんだろうか、と誰しも考えることがある。
 相手の気持ちはいくら想像してもわからないので、自分の心のなかをのぞいて、誰かを強く愛しているか、その気持ちはどんなものか感じて、それの感情が他人にもあるかもしれないと類推するしかない。
 
 しかし、うちのラブラドールのラブは、家に帰るたびに尻尾を切れんばかりに振って飛びついてきて、ああ、たしかに彼女は僕のことを愛しているんだなと思う。
 ただし、彼女の毎回のこの高揚感はすぐに収まってしまうらしく、数分で終わり、あとは食べるものや自分の興味に気をそらせてしまう。
 ラブの場合は、散歩で出会う誰にでも、そんな高揚感を見せるので、たまに、ラブは僕のことを愛しているのではなく、すべての人間を等しく愛しているんじゃないかな、と猜疑心に見舞われることもある。
 
 だけど、ラブには、僕への愛を表現する特別なチャンスがないだけで、ほんとうは僕のことを世界中で一番愛してくれていると思う。
 たとえば、いまアメリカで話題になっている犬のクーパーくんみたいに。

 アメリカ・ノースダコタの郊外の町で、ある家族の3歳の男の子がこの月曜日の夜、行方不明になった。その夜は雷雨で男の子の安否が心配された。
 消防署員、百人以上ものボランティア、飛行機などの懸命の捜索によって、6時間後、少年は発見され無事救助された。
 じつは、夜の間、クーパー君はその男の子の上にかぶさり、彼を雨と寒さから守って動かなかった。
 まさに、クーパー君が彼を救ったのだ。
 家族の話によると、たしかにクーパー君は行儀の良いペットだったけど、彼らの息子を救うようなことができるとは考えてもみなかったという。
 
 うちのラブも、普段はバカで無能を装っているけど、僕や家族が危機に陥ったときには、こうやって僕らを救ってくれるに違いない。
 彼女には、クーパー君のようなチャンスがないだけなのだ。

 ちなみに、クーパー君は、子犬のとき、捨てられていたところを、彼らがひろって飼うことに決めたのだった。
 うちのラブだって、ペットショップで買い手がつかず、もうそろそろ子犬とは言えない大きさに育ってしまったときに、ようやく僕らの家にやってきたのだ。僕らが家に迎え入れなければ、彼女の人生は終わっていたかもしれないのだから。
 
 ちょっと、マヌケな顔をしているが、うちのラブも、いざというときには、僕らを果敢に助けてくれる、間違いない。
 
 ところで、アメリカでは、ちょうど今、ナショナル・ペット・ウィークだそうだ。たまたま見かけた記事にペットに関するよくある6つの間違いが指摘されており、ちょっとどきっとしたので、紹介しておこう。
 ここに書かれているアメリカ流が適切かどうかはわからないが、たしかに、うちのラブもそうだが、彼らは無口なので、ちゃんとケアしてあげないとと思った。


1.ペットに保険をかけない
2.リードをはずして散歩させる(多くの犬が車にはねられている)
3.餌をやり過ぎる
4.歯の健康に気を使わない
5.健康診断を受けさせない(7才までは年1回、それ以降は年2回が適切)
6.まだ小さいころに、充分な時間をトレーニングにかけない

 

*こちらの記事を参照しました。Loyal Dog Shelters Missing 3-Year-Old Boy From Thunderstorm Until Rescuers Arrive
*こちらのほうが情報は詳しかったかも。実際の犬と少年の動画が見れます。 3-year-old boy saved by his dog 

 

photo by Big Max Power (BMP)