あなたのスキルをほかに向けるべき時を示す8つの兆候
昨日のちょっと凹んでいてネガティブな記事を書いてしまったのだけど、『僕が個人的な体験から書ける誰かの役に立つ話はブログというカタチでは書きつくしたんではないだろうか』、『残り少ない人生の残り時間をもうちょっと有効に使う方法があるのではないだろうか』という感じが、ずっと頭から離れなかった。
たまたま、今朝も昨日の気持ちを引きずりながら海外のネット記事を渉猟していたら、おなじみGeofferyさんの最新コラムが、そんな僕に刺さったので、訳出してみたい。短いものなので、ほぼ原文に忠実に訳してみる。
ただし、この記事をそのまま読んで鵜呑みにしたら、ほとんどのひとは現在の会社を辞めるべきだ!との結論になってしまうかもしれない。
ここに書かれていることは真実だとは思うのだけど、自分なりに少し補足した。(以下翻訳。注は自分で補足した)
8 Signs It's Time to Take Your Skills
(あなたのスキルをほかに向けるべき時を示す8つの兆候)
以前は仕事で惨めな気分になっていたのに、現在はその仕事を愛している何百人というひとに会った。その経験から、あなたがその仕事、プロジェクトもしくは会社から去るべきときを示すレッド・フラッグを挙げてみる。
1.あなたの製品が2番目だと知ったとき
あなたの顧客があなたの製品を買うことでいつも間違った判断をしていると感じる時、あなたが反社会的な人でない限り、嫌な感じがするはずだ。*1
2.月曜日の憂鬱が日曜日にまで及んできたとき
月曜日の朝に少し憂鬱なのはノーマルな状態だけど、その気分が日曜日にまで及んできたら要注意。あなたの仕事があなたの人生を蝕み始めている。
3.いっしょに働いているひとたちを尊敬できないとき
あなたの同僚が不道徳な行いをしていたり愚行を繰り返しているのなら、そこにとどまることはあなたの自尊心を損ねる。*2
4.あなたの会社の戦略を信じられないとき
戦略が間違っていてそれを変えることもできないなら、あなたは存在しない大義を追い求めていることになる。*3
5.社会に良い影響をあたえていないと感じるとき
どんなに小さなことでも、ポジティブな方向に社会によい影響を与えていないと感じるなら、時間の無駄をしているか、逆に社会に悪影響を与えている。*4
6.文句ばかり言っている自分に気がついたとき
本来ネガティブでないあなたが仕事に対する不平ばかりもらしているなら、その仕事はあなたの正しい仕事ではない。
7.ゾーンに入っているより、退屈している時間が長いとき
あなたが自分の仕事を愛しているなら、時間は矢のように過ぎる。仕事に時間が長くゆっくり過ぎるように感じたらそれはあなたの仕事ではない。*5
8.あなたの潜在能力を引き出す仕事ではないと知っている
20年前、あるコンサルタントが、私のことを大きな会社で最高の仕事ができる人間ではないと指摘してくれた。彼は正しかった。私は会社を去り、二度と振り返らなかった。*6
photo byBELLS DESIGN
*1:現在の製品やサービスがトップでないことはよくあることかと思う。だからそのことだけを重く見る必要はないと思うのだが、少なくともトップがその状況を変えるように努力している、なんとかしようとしているなら、待ってみる価値はある
*2:同僚や上司が不道徳なことをおこなっていて、それが会社の文化のようになってしまっていたら、僕もソク辞めるべきだと思う
*3:1と同じでトップがそれを変える気があるなら、待つべき。常にトップの戦略が正しいとは限らない。
*4:人間はどんな辛い仕事でも誰かの役に立っていると思えばがんばることができる。誰のためにもならない仕事に時間を費やすことは悲しすぎる。
*5:もちろん、そうなんだけど、耐える時間の長さが身に沁みる仕事もある。いや、多くの仕事はそうなんではないだろうか。そうあるべきだけど、そうでなければと思って仕事を変えても、いつまでたってもそういう仕事に巡り合えない可能性はあると思う。
*6:おおむね会社というところは、できる人材は利用し尽くすものだ。自分の部署で3年とことんやってみて業績をあげ、それでも声がかからず先がないと思えば、人事などと相談してから、会社を去るということは良いかもしれない。