農業ボーイが真にセクシーな6つの理由
西部劇にでてくる農民は、悪党どもに殴られても殴られても、我慢に我慢を重ねて農作業を続ける。
黒澤明の『七人の侍』でも、「真のヒーローは、侍たちでなく、農民たち」という結末になってはいるが、やっぱりカッコ良かったのは、侍たちである。
僕は男だから、正味のところはわからないが、たぶん、オンナたちがゾッコンになるのは、流れ者のガンマンたちや、危険な薫りのする無頼の侍たちであって、彼らに助けられる農民たちではないのだろう。
だけど、どうやら世界は変わりつつある。
いまの時代、農夫たちこそが、もっともセクシーなのだ。
農業ボーイこそが、女性たちをしびれさせる時代がきたのだ!
最初に断っておくが、今日の記事は、無責任だ。
農業でほんとうにどれほど稼げるのかとか、まったくの素人が農業をはじめて儲かるのかとか、そのあたりのことは、全然知らないし、調べてもいないので、あくまで、「農業ボーイ」のイメージの話として聞いて欲しい。
この記事に煽られて、「農業ボーイ」になったものの、全然もてないじゃないか!とか、全然食えないじゃないか!とか言われても、僕は関知しない。
さて、Kristen Hessさんという美人女性、そして、自身は新しいコンポスティング製品をつくっているCompoKeeper LLCという会社の共同経営者が、
「私が農業ボーイにしびれる6つの理由」(6 Reasons Why Farmers Turn Me On.)
という素敵な記事を書いて、いかに農業ボーイたちがセクシーであるかということを書いておられる。
それを読んだら、僕も遅ればせながら、農業ボーイ(実際は農業ジイジ)になりたくなってしまったので、ここに紹介したいと思う。
1. 生活を保証してくれるひとである(「provider」と表現されている)
豪華なブランドバッグや海外旅行や子供にリッチな教育というのもいいけれど、温暖化で、今後、世界のフードシステムが揺らぎそうだ。そんなを考えれば、農業ボーイが自然とつきあってどうやって食べるものをつくるかを知っていることは、とても頼りになる。
2.きつい仕事も恐れない
農業ボーイは自分の時間とエネルギーを、作物をつくるため、家族を養うために喜んで使う。多少の労苦におよび腰になったりしない。そうしてつくった自分の作物に誇りをもっているし、ハードワークのあとの筋肉痛を自分の労働の尊い証としている。まったくもって、頼りになる。
3.強い
きつい労働は農業ボーイの身体だけでなく、その不屈の精神も育てる。
農作業によって得られた素晴らしい体型を思うと、ここには書きたくないような空想が膨らむ。
4.汚れることを恐れない
農業ボーイは土まみれになるのが好きである。そして、その土の薫りと汗からにじみ出るフェロモン! ついつい近づいて、自分もその土に少し汚れてみたくなるのだ。
5.直感力がある
大地がいかに私達に食物を与えてくれるか、それを考えぬいている農業ボーイは、すべてのものごとが関連している、ということをよく知っている。
私の存在も、彼のなかでは神のオーケストラの一部なのだ。
6.官能的である
大地に触れる生活のため、風の歌を聴き、手のひらに載せた葉っぱを愛おしみ、つくったばかりのトマトジュースを溢れんばかりの感謝の念をもって味わう。
きっと、そんなふうに、私の声、私の肌の柔らかさ、髪の臭い、唇の味を味わう術を知っているに違いにない。
そして、彼女は書いている。
結局のところ、流れ者のガンマンに憧れるのは、冒険やふだんには味わえないワクワクを求めてしまうからだ。
そして、そういったものは、自分の外にしかないもので、それを追い求めるといつまでも外に求め続けなければならない。
だが、農業ボーイがもっているものは、すでに自分のうちにあるもの、そして、それをもっと追求して味わいたいと思うもなのだ。
だからこそ、農業ボーイは真にセクシーなのだ、と。
Kristenさん~~~農業ジイジはお嫌いですか~~~?
photo by Gigi Elmes