ICHIROYAのブログ

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無料のコーヒーを配って、ゴールドマンサックスに就職する方法

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就活っていうのは、ほんとうに嫌だ。
もう30年以上昔のことになるが、やっぱり、嫌な思い出だ。
俺が、俺が、って、みんなの中からちょっとでも前に出て、自分をアピールして採用してもらわなくちゃならない。
語るべき実績があまりないとしたら、どうやって特別に目立つか、ということについて、僕らの時もいろいろと考えるヤツはいたし、実際に、都市伝説のような話もたくさんあった。

アメリカで話題になっているペン君は、ゴールドマンサックスなどの金融関係を志望。
数日前、スーツを着たペン君は、金融関係の多く入ったマンハッタンのビルの1階で、テーブルを出し、無料のコーヒーを配り始めた。
スターバックスに似たデザインのコップに巻かれた紙には、彼の名前、レジメを載せたホームページのURL、メールアドレス、そして、雇って欲しい旨、印刷されていた。

そのページが、こちら。

Hire Michael  Penn (マイケル・ペンを雇おう!)

狙いどおり、彼のこの行動は、ビルに入っている従業員たちの間で話題になり、面接の連絡もすぐに入ったという。

ペン君はなかなかやる。
まだ、就職が決まったという一報はネット上にはみつけることができないが、きっと望み通り、大手の金融関係に職をえることができるだろう。

彼のページによれば、学位だけでなく、NGOを共同で立ち上げ、過去3年間で200万円以上集めたり、LLCでディレクターとして働いたり、子供たちのキャンプのヘッドコーチをやったりと、多彩な職業・ボランティアも経験している。

こういうことは、とにかく目立てばよい、というものではなく、好意的にうけとめてもらうことが必要だと思うが、ペン君のこのアクションは、まさに、ビジネスの戦場における一杯のコーヒーのように、ほっと心を温めるものを持っている。

朗報を待ちたい。
しかし、もちろん、日本で同じことをやってどんな反響があるかは、知らないし、おすすめはしない。
あしからず。