心の枷を外せ! そして、あなたも、いますぐに、アーティストになるのだ!
素晴らしいTEDの動画を見た。
残念ながら、韓国語、字幕に英語を表示できる。
ぜひ、見て欲しいのだけど、要点を紹介する。
人間は誰しも、アーティストなのだ、と国際的な韓国の作家Young-ha Kimは言う。
思い出してもみよ。
子供の頃、クレヨンと紙を与えられ、自由に絵を描いたとき、どれだけ楽しかったことか。
砂浜で絵を描いたり、お城をつくったりしたとき、どれほど夢中になって時のたつのを忘れたことか。
学芸会の舞台で、怖い狼を演じた時、どれほど、ワクワクしたか。
何もわからず、音楽に身体を合わせて踊り狂って、どれほどスカッとしたか。
それがいつしか、箱に閉じ込められる。
親はあれはダメ、これはダメといい、教師は、これが良い、これは悪いといい、良いお手本を真似ることだけうまくなる。
そうやって、みんな大人になり、アーティストの心を殺して、生きている。
アーティストになろう。
あなたの心の奥底に閉じ込めた、創造力を解き放つのだ、たった、いま!
アートは、いったい、何のためになるの、と親が言い、配偶者が言い、友人たちは馬鹿にするだろう。
それが、お金のためになるのか、出世の役にたつのか、欲しいものを手に入れる手段になるのか、と。
「なんのために、アーティストになるのか?」という問いそのものが、馬鹿げている、とYoung-ha Kimは言う。
アートは目的ではなく、自分のうちにあるものをアートで表現すること、その行為そのものが、とてつもなく、幸せなものなのだ。
あの、子供のころの、すべてを忘れて、夢中になったときのように。
そのために、創造性を閉じ込めている心の枷を解き放て、とYoung-ha Kimは言う。
たとえば、ライティング(作文)のクラスの生徒には、こんな課題を与える。
「いままでで、一番、不幸だったことについて、書きなさい。ただし、狂ったように書くこと!」
狂ったように書く!
こう書くと恥ずかしい、これを言うと情けない、こんな言い方じゃカッコ悪い・・・ダメダメ!
「狂ったように書け!そんな自己制御を取っ払って、書いて書いて書きまくれ!」と。
人間というものは、マルチプルなものだ。
いろいろな面をもっている。
そして、だれもが、少なくとも、一面では、アーティストなのだ。
だから、あなたが本当に好きな方法で、あなたの創造力を解き放つのだ、いますぐに。
ニューヨークでタクシーに乗ったら、演劇のパンフレットが置いてあった。
なんと、その運転手は、俳優でもあり、リア王を演じているという。
そう、昼はタクシー運転手、夜は俳優で良い。
昼はゴルファーで、夜は作家だって良い。
心の枷を解き放てば、誰もが、アーティストになれるのだ。
さあ、たった今から、始めるんだ。
アーティストになろう。
何かを得るためにではなく、あなた自身になるために。
Just Do It!