クリスマス・イブに、家族への最高のプレゼント!
結婚してしばらく、クリスマスは嫁の実家で、正月は僕の実家で過ごす、というのが定番だった。
嫁のお母さん、「あーちゃん」と嫁はクリスチャンで、クリスマスには、教会の礼拝にでかける。
あーちゃんは、とっても、茶目っ気のあるひとだった。
リビングルームにはクリスマスツリーが飾られ、ツリーの下には、たくさんのプレゼントが山積みにされた。
イブのディナーのとき、そのプレゼントをみんなで開封する。
子供がまだ生まれていないときは、プレゼントは4人分(あーちゃん、お父さん、嫁、僕)に過ぎないんだけど、プレゼントは山のようにある。
あーちゃんが、「それはイチローさんに、それは由佳の」という具合に、カラフルな包装紙に包まれたプレゼントをしわけして渡してくれる。
もちろん、ひとつか、ふたつは、気合のはいったプレゼントが入っているのだけど、ほとんどは何か小さなもので、靴下とか、チョコレートだとかが出てくる。
「あ、それは、私に、なの。自分へのプレゼントが少なかったら、さびしいから、包んじゃった、えへっ」などというものもある。
あーちゃんは、まるでカラスかなにかみたいに、クリスマス前になると、ちょっとしたものを、みんなへのプレゼントにして、自分で包装紙で包んで、クリスマスツリーの下に、そうやって貯めていくのである。
素敵なクリスマスだった。
そんなあーちゃんは、いまは天国だ。
僕が会社を辞めると報告しに行ったとき、先になにも見通しはないのに、
「イチローさんだったら、ちゃんと先のことを考えてくれてるから、大丈夫!」と、非難がましいことはいっさい言わずに、独立を祝福してくれた、あーちゃん。
きっと天国でも、せっせと、プレゼントを包んでいるに違いない。
ところで、写真は、このクリスマスに、嫁と娘たちに贈ったシルバーのペンダント。
愛犬ラブの顔と名前をあしらった、特別製のもの。
こっそり作ってもらっていたので、娘たちと嫁の歓声が、凄かった!
毎年、こんな凝ったことはしないのだけど、同窓会で交友の復活したK君が、銀細工をしていると知り作ってもらった。
小さなペンダントトップに、うちのラブの特徴をうまく表現してくれた、逸品。
北海道にある彼の工房は 「ウィンヤーン」といい、こういったオーダーを安価で受けてくれる。
うちのラブの特徴を良く知ってもらうために、今回は、写真を少し、あと、動画を送って製作をお願いした。
写真で見ていただいたとおり、腕は確か。
娘たちも言っていたけど、ほかのどこかのラブラドールではなく、たしかに、うちのラブ!
愛犬の姿や想い出を、シルバーのアクセサリーにして、プレゼントするのは、いかが?
*工房 「ウィンヤーン」のホームページはこちら
(追記) オリジナルの帯留もつくってくれますよ!