ICHIROYAのブログ

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ビバ!柔道!溜息ふたつ!

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海老沼さん!メダルおめでとうございます!
金メダルはリオで、期待してます。

それにしても、準々決勝の判定には驚いた。

主審と副審ふたりの判定が、揃って、海老沼負け、だったのに、審判委員(判定に問題があれば映像を元に助言する立場)が主審と副審を呼んで、再検討させて、判定をやり直し。
2回目の判定では、3人揃って、海老沼勝ち。

映像を見ていた審判委員が、何か特定の事象の見逃しを指摘したわけではない。

たぶん、こんな感じ。

「おいおい、おまえら、どうしたんだよ。あの、小内刈りも、有効に近かったんだろ? ほら、場内も、こんなに騒然としてるよ。俺は、時間を通して見たら、海老沼くんが優勢だったと思うよ。よ~~~く、考えて、もういっぺん、判定やり直してくれよ。そうでなけりゃ・・・(次から君たちは国際試合の審判には使わないから)」

ポイントが並んだときの判定って、そんなにいい加減なものなのか。
ものなのだろう。

しかも、審判委員は、主審副審の任命権をもっていて、その影響力は鶴の一声のごとくである、という。

さて、今日は、もうひとつ、溜息をついていただきましょう。

オリンピックイヤーのときだけ、脚光を浴びる柔道だけど、実は、最近、別の面で話題になっている。

そう、この春から実施されている、中学校1,2年生での男女の武道必修化である。
武道のうち何を選ぶかは学校にまかされており、おおよそ、6割が柔道、3割が剣道を、それぞれの中学の体育の授業として実施しているらしい。
必修化というのは、いったいどんな状態になるのか、とちゃんと調べたら、体育の授業のうち10時間を武道に割くということのようだ。
男女とも、学年で10時間は、柔道か剣道(一部では相撲)を習う。
1,2年を通じて、合計20時間である。

体育の先生のなかには、柔道未経験者もいるようだ。
はたして、シロウトの先生の指導で、20時間、武道の真似事をさせて、子供の心に、何かを残すことができるのか?
重大事故も多い柔道だが、安全面に不安はないのか?


と、思って調べたら、静岡県の県教育委員会では、厳格な安全指針をつくっていた。


*大外刈りは行わない
*投げ技を使う試合は行わない
*体格や技能の異なる生徒同士を組ませない
*1、2年生については、投げ技は互いに約束した動きの中で行うだけで、乱取りなどは行わない

ふむ、ふむ、さすがに、先生たちもやるときはやる。
それは、「柔道」なの? 
なんて野暮なことは言わないで。
ふう~
・・・・・・



(写真は アンティーク 葛の裃 切腹する覚悟あります?