他人のNO!に、自分の一番大切なものを折られないようにしたい
凄いアイディアだと思えたり、絶対にできると思ったり、これは絶対に役に立つと思う。
そして、それを誰かに提案したり、聞いてもらったりする。
たいていは、ダメだと言われる。
馬鹿じゃない!って言われる。
そんなこと不可能だって言われる。
42才の時、会社を辞めて自分で食べていくと言ったら、僕のことを心底心配してくれた同期の仲間が、「絶対に失敗するからやめておけ」と懸命に引き留めてくれた。
母には「あんたには事業をやるほどの根性はないのに・・」と言われた。
古着の商売を始めたら、着物のことをよく知っている知人に、「古着の商売は素人がはじめて儲かるほど甘くない」とあきれられた。
ブログを真剣に書き始めたら、古くからの友人に、「おまえのブログなんて、つまらん。絶対に、読まん!」と宣言された。
NO!
NO!
NO!
みんなが、NO!という。
NO!をいっぱい浴びせられたら、だんだん自信がなくなってくる。
そして、身近なひとが心配して、できない!と言ってくれる。
ついに、自分でも、「できないことを考えていたのか」と思う。
僕はあっさり、それを諦める。
僕は他人に否定されたり、拒絶されたりすることに弱い。
それに影響されて、自分の中のNOが大きくなって、始める前にやめてしまうことも多い。
だけど、退路を断っていたときは、別だ。
ついに自分が「NO!」と言い出しても、「YES!」「YES!」「YES!」と叫びながら前に進む。
そうするより仕方がないから。
42歳で会社を離れて、古着の商売で自立し、2年以上続けたブログはハフィントンポストさんや誠Biz.IDさんが転載してくれるようになった。
食べるためには、家族を養うためには、歩き始めた道を進むよりほかになかったし、人気ブログにしたいと宣言したブログはカッコ悪すぎてやめることができなかった。
僕は失敗を恐れすぎていると思う。(以前の記事)
だけど、それ以前に、他人に否定されたり拒絶されたりすることを、嫌がり過ぎていると思う。
なによりも、他人の否定的な意見に、自分のアイディアや自信を枯らしてしまうことが多い。
ひょっとしたら、それが、僕の一番の弱点なのかもしれない。
どれほどNO!を浴びせられても、
どれだけ親しい仲間がアドバイスしてくれても、
たとえ、退路を断っていなくても、
他人のNO!に、自分の一番大切なものを、折られないようにしたいと、改めて思った。
PS 今朝、こんな記事を読んだ影響です。英語ですがよければどうぞ。
Tolerance For Rejection
Why do startups fear their idea?
photo by Thomas Leuthard