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ICHIROYAのブログ

元気が出る海外の最新トピックや、ウジウジ考えたこととか、たまに着物のこと! 

★★★当ブログはじつはリサイクル/アンティーク着物屋のブログです。記事をお楽しみいただけましたら最高。いつか、着物が必要になった時に思い出していただければ、なお喜びます!お店はこちらになります。★★★


2回目で大成功をつかんだ人が語るクラウドファンディングを成功させる10の秘訣

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 アメリカのクラウドファンディングサイト、Kickstarterのことはすでにご存知かと思う。今朝みつけた記事「10 Secrets to a Really Successful Kickstarter Campaign(キックスターターで成功したキャンペーンの10の秘密)」という記事が面白かった。
 成功したキャンペーンというのはこちらの新しいシャツをつくるキャンペーンだ。STANTTというそのシャツは、人体のデーター解析にもとづいて50種類(超え)の新しいサイズ展開をするもので、あつらえたシャツのように身体にフィットするものが選べるという。
 従来のS.M,L,XLなどというせいぜい数種類のシャツから選ぶことから比べれば、たしかに、より身体にフィットするシャツは選べそうだ。
 ところで、目標の10倍近くを集めて成功したそのキャンペーンだけれど、ちょうど2ヶ月ほど前には、ほぼ同じ内容のキャンペーンで失敗に終わっているのだ。(失敗のキャンペーンはこちら
 なぜ最初のキャンペーンは失敗して、2回目のキャンペーンは成功したのか。ジャーナリストのBill Murphy Jr.氏がそのキャンペーンの主催者に聞いてまとめられたのが、上記の記事だ。

 最近は、日本からもKickstarterでキャンペーンを成功させるかたもでてきている。Kickstarterにトライしたり、日本で同様のアクションをしたりするときに、この話はとても役にたつと思う。
 また、この話は、クラウドファンディングでの成功のみならず、社内で新しいプロジェクトをするときに、どうやって社内の合意や支援を得るかということにも参考になると思う。

 以下、若干、端折った翻訳です。

 

1.明確にシンプルに
 最初のキャンペーンでは普通のシャツとポロシャツのふたつのラインがあったが、2回目のキャンペーンではポロシャツはやめてひとつにした。
 キャンペーンページの表現も、2回目は文章よりもビジュアルを多くした。

2.より少ない金額をお願いする
 最初のキャンペーンでは6万ドルを目標にして5万ドル強の結果で失敗。2回目には目標を1.5万ドルに下げた。ポロシャツをやめたことで少ない金額でのスタートを可能にしたのだが、集まった金額は12万ドル強だった!ひとびとは失敗しそうなプロジェクトの一員にはなりたくないが、成功物語の一員にはいち早くなりたいと思うのだ。

3.偉大なストーリーをつくれ
 人を巻き込むにはストーリーが必要だ。だが、ストーリーは自分たちのストーリーではなく、バックアップしてくれるひとたちのストーリーでなければならない。彼らのふたつのキャンペーンページを見比べてみると、最初のものが「彼らがそのキャンペーンにいたった背景(彼ら自身の技術やアイディア)」に比重が置かれているが、2回目のものは「出来上がってくるシャツそのものの(バックアップしてくれるひとたちが得られるもの)」により多くの目立つ部分があてられている。

4.顧客にフォーカスせよ
 彼らはJohnson & Johnsonで働いており、顧客についてはよく知っていると思っていた。だが、初回の失敗で、実際自分たちは顧客がアパレルについて何を望んでいるか知らなかったことがわかった。(2回目のキャンペーンでは、スタイルや、品質やフィット感についてよりスペースをさいている。)

5.ドカンと発射せよ
 Kickstarterでの成功の鍵は、Kickstarterの運営者に注目してもらって、トップページや特集ページに掲載してもらうことだ。
 最初のキャンペーンで失敗していた彼らは、2回目のとき、480人の初回の賛同者すべてに、個人的なビデオメッセージをつくって送った(まるまる2昼夜かかったそうだ)。そのひとたちが予想通り2回目も初期に応援してくれたので、Kickstarterの運営者がそのキャンペーンをとりあげてくれて、ブーストがかかった状態になった。

6.自分自身のPRをせよ
 その後のトラフィックは、Kickstarterを訪れるひとたちだけでなく、彼らが自らPRをしたほかのメディアからも多かった(TechCrunch, Fast Company, Business Insiderなど)。ネットメディアには新しいアイディアを応援したいと思ってくれているひとたちがたくさんいる。拒絶されるかもという恐怖心を克服して自分で売り込もう。

7.データーはあなたの友達だ
 最初のプロジェクトが失敗したとき、そのデーターを詳細に分析した。Kickstarterのプロジェクトのデーター分析でもっとも役に立つのは、Kicktargだ。

8.あなたのサポーターをLOVE!
 キャンペーンの成功に必要なのは熱心なサポーターだ。サポーターの質問や興味、改善要望などに答えるために、キャンペーン中は24時間働いて、実際に配送のオプションを付け加えるなどした。

9.クロスプロモーション
 同じような要望をもつほかのプロジェクトを探して(Parke Denim, Rossling Watches and Lexell Watches)、お互いのサポーターにそれぞれのプロジェクトへの支援をお願いした。結果的に2回目のサポーターの5%はそのクロスプロモーションで得られた。
 
10.フィードバックが一番大切

 最初のキャンペーンのときもらった意見に対してさほど真剣に向き合わなかった(自分たちが考えぬいたキャンペーンに自信があって、客観的に聞くことができなかった)。だが、それは間違いだった。キャンペーンが始まってからも、耳をそばだてて、潜在顧客、サポーターからの意見を取り入れて、よいものにしていくべきだ。2回目のキャンペーンにはそのような姿勢で臨んだ。

 

photo by  Folkert Gorter