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ICHIROYAのブログ

元気が出る海外の最新トピックや、ウジウジ考えたこととか、たまに着物のこと! 

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161人の創造的な仕事をした人たちに学ぶ6つの習慣

 とりわけ創造的な仕事をした作家、詩人、画家、科学者、哲学者など161人の、毎日の習慣を紹介した本、「Daily Rituals: How Artists Work」が面白いらしい。
 習慣といっても、普通の人間からみたらちょっと変わった「儀式」とも思えるものも数多く含まれるため、本のタイトルも「Daily Rituals(日々の儀式)」となっている。

Daily Rituals: How Artists Work

Daily Rituals: How Artists Work

 

 
 この本を紹介した記事でこの本のことを知った。

Rise and shine: the daily routines of history's most creative minds

 

 僕は未読。が、レビューも上々で、翻訳が待たれるところだ。 


 ベンジャミン・フランクリンは「空気浴」と称して、裸になって午前中を過ごしたとか、作家のパトリシア・ハイスミスはベーコンエッグしか食べなかったとか、さすがに天才だけあって、僕らには理解できない習慣も多数紹介されているようだ。
 そして、作者が言うように、創造的な生活を送る方法というのは、たったひとつの方法ということはなく、千差万別である。
 だから、誰かの真似をすべきであるということはないのだけど、それでも、この本を読んだOliver Burkemanさんは、いくつかのことが学べるとして、創造的な仕事をするための日々の生活のポイントを6つにまとめておられる。

 それが面白かったので、下記に紹介する。


(1)朝型人間になる

 午後3時から6時まで起きなかったプルーストなど、例外はあるが、大多数は早起きだった。
 5時半起床が習慣だったヘミングウェイは、「早朝なら誰にも邪魔されないし、ひんやりしていて、仕事で暖まる」と言っているし、4時半起床のニコルソン・ベイカー(現代アメリカ作家)もこう言っている。「その時間、こころが真新しくなっていると感じるが、また同時に、混乱状態にもある。そのため、早朝だけは、違ったように書けるのだ」と。

 

(2)昼間の仕事も辞めない

 カフカは昼間、保険会社で働き、夜10時半から夜中にかけて、執筆した。フォークナーは、発電所の夜勤の仕事をしていたので、中編「死の床に横たわりて」を昼間に書いた。T・S・エリオットロイズ銀行に勤めていた。
 保険会社の役員だったアメリカの詩人ウォレス・スティーブンスはこう言っている。「仕事を持てたことが、自分に起きた最良のことだった。アルコール中毒になってしまう専業作家が多い理由は、だれでも創作に集中できる時間は2,3時間なのに、時間がありすぎることだ」


(3)散歩をする

 散歩、とくに緑のなかでの散策が、創造性によい影響を与えることはさまざまな証拠があるけれど、とくに作曲家にはそれが顕著である。ベートベン、マーラーエリック・サティなどが散歩を好んだし、チャイコフスキーは、毎日正確に2時間の散歩をとっており、数分でも早く帰ってきてしまうと、よくないことが起きると信じていた。

(4)スケジュールを守る

 フローベールは午前10時に起きてハンマーで屋根を叩き、母をベッドに呼び、おしゃべりを始めた。ル・コルビュジエ(スイス生まれの建築家)は、午前6時に起きて、健康体操を45分間おこなった。しかも、ふたりは、厳密にそのスケジュールを守り通した。
 パトリシア・ハイスミス(作家)は、朝食にベーコンエッグしか食べなかった。
アメリカの哲学者・心理学者のウィリアム・ジェームスは言っている。「われわれの生活を習慣化、自動化することで、自分の心を、ほんとうに面白いことに解き放つことができるのだ」と。


(5)コーヒー、コーヒー、コーヒー

 アヘンを吸ったプルーストのようなひともいるにはいるけれど、創造性を高めるための助けとして、もっとも使われているのはカフェイン。
 ベートーベンは、モーニングコーヒーをつくるために、みずから60粒のコーヒー豆を選び出すのが習慣だった。キルケゴールは、砂糖をいっぱい入れたカップにコーヒーを注いでその混合物を飲んだし、バルザックは一日50杯のコーヒーを飲んだ。
(そのせいか、バルザックは51才でなくなった。この項目は、話半分に聞くべきかも~~~)


(6)どこででも働けるようにする(理想的な書斎を求めない)

 ジェーン・オースティン(イギリスの小説家)は、母が縫いものをし、頻繁に人がやってくるリビングルームで、すぐにしまえる紙切れに小説を書いた。アガサ・クリスティーは、いつも机に座って執筆中の彼女の写真を撮りたいと取材者に言われたが、そんな机はもっておらず、タイプライターさえのれば、どんな机でも良かった。
 ロン・ローゼンバウム(アメリカのジャーナリスト)は、あえてテレビをつけたまま仕事をして、自分の集中力を高めている。