ICHIROYAのブログ

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娘よ、パパみたいなオトコをみつけんかい!

 

『もっといい男みつけろよ』

『パパみたいなって言うんでしょ』

『悪いか』

『悪い』

~走り続けるオレ達へ。新しいマークX

 

マークXのこのCMに、胸を射抜かれた。
娘の失恋を気遣う父。
そして、オトコとしての自信。

佐藤浩市って、オレみたいやん!

ほんとうに良くできたCMである。
佐藤浩市は、現在51才。
オレたち50代前半は、ちょうど娘たちが、恋や結婚という大きな決断を強いられる時期だ。
娘が失恋して、助手席で泣いていたら、オレだってそう言う。


むひひ。

しかし、娘の『悪い』のあとにはどんな思いが込められているのだろう、と考える。

『だって、パパみたいな素敵なオトコ、いないだもん!』 
と続いて欲しい。

そうあるべきだ。

だが、ほんとうにそうだろうか。

CMの佐藤浩市は、マークXに乗っている。
そういえば、このシリーズの最初のころ、お偉いさん相手に部下をかばうシーンがあった。
オトコとして、上司として、上の圧力を拒絶するという凛とした覚悟があった。

それも、オレそっくりなんだよなあ。
でも、そのせいで、昇進は頭打ちだ。
ほかにも理由はあるかもしれないけど、たぶん、それが原因で。
だから、ベンツには乗れないんだ、それでも、いいんだ。

つまり、娘の『悪い』の後には、ほんとうはこう続くんではないだろうか。

『だって、パパみたいなひとだったら、リッチになれそうにないもの!』

まったく、身につまされるCMである。

リアル過ぎる。
もう、見たくなくなってきた。


ところで、ほんとにカッコいい佐藤浩市だが、家には認知症の母親を引き取って、家族で介護しているらしい。
奥様はきっとたいへんだけど、うまくいっているらしい。
こっちの話も身につまされる。


ともかく、胸に響く、佐藤浩市とCMであった。

今日は珍しく、『オレ』なのだあ! 

 

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(写真は 鮮やかピンクの引振袖~ 着物だけはいいもの着せてやるぜえ~~中古でごめんな! )