ICHIROYAのブログ

元気が出る海外の最新トピックや、ウジウジ考えたこととか、たまに着物のこと! 

★★★当ブログはじつはリサイクル/アンティーク着物屋のブログです。記事をお楽しみいただけましたら最高。いつか、着物が必要になった時に思い出していただければ、なお喜びます!お店はこちらになります。★★★


天は娘婿に二物を与えたもうたのか?

f:id:yumejitsugen1:20150325154554j:plain

 

 ときどき自分が着物屋であることを忘れてしまう古着屋、「ICHIROYAのブログ」を書いているIchiroです。 ぼくクロの読者の皆さんへ、着物をファッションとしてかっこ良く着こなす方法を書いてみてはとご提案をいただきました。
 
  本職だから簡単かと言えばそうでも なく、それを記事にするには一分のスキもないものに仕上げる必要があります。それに、いまさら男着物の正攻法の着方を書いてみたところで、いったいどれほ どの若い人が興味を持っていただけるか、はなはだ心もとないようにも思えます。
 
  そこで、古い着物やアンティークのテキスタイルを、ファッションアイテムと して自由に取り入れて、現代の洋装のファッションに合わせてみたらどうだろうか。そういう実験的な提案のほうが面白いんじゃないか、そう気づきました。
 そ ういうスタイルで、すごくかっこよく着こなしている男性も業界にはいるのです。
 
  しかし、問題は、僕自身が、すでに生物学的にはおじいちゃんで、ワカモノにかっこよさとか、おしゃれさを指南するにはありとあらゆるものが決定的に不足し ているということです。
  やっぱり、それも無理か。
 絶望とともに空を仰いだ時、ふと気がつきました。
  次女の麦は僕の会社で一緒に働いてくれているのですが、彼女は家族一のファッションセンスの持ち主でコーディネートが得意です。彼女は秋に結婚式を挙げる のですが、相手のノリさん、つまり娘婿はとてもおしゃれさんなのです。

   噂によれば、部屋にはサーフボードが数本立てかけてあり、玄関の下駄箱の上にはアクセサリーが多数乗せられたトレーが置いてあり、出かける前にそのトレー からその日一番しっくりくるものをセレクトするそうです。 たしかに、彼はおしゃれで、男前です。 娘が彼を紹介してくれた時、「おい、天よ、人に二物を与えず、は嘘だよな。男前以外にもうひとつ、大事なものを与えてくれたんだろうな。つまり、幸せな結 婚生活に必要な資質を」と、僕は正直少々不安になりました。(続く)


 (この文章は「ぼくらのクロ―ゼット」というサイトに寄稿させてもらったものです。続きはこちらでお読みください 

 *『着物をカジュアルに着こなす方法はあるのか?娘夫婦に丸投げして検証してみた 』 )

www.bokukuro.com