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ICHIROYAのブログ

元気が出る海外の最新トピックや、ウジウジ考えたこととか、たまに着物のこと! 

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『Desperation~絶望』  ジャスティン・ジャクソン氏のブログ記事全文訳

f:id:yumejitsugen1:20140621101520j:plain                                                                               photo by Matt Hobbs


 書きたいけど、書けないことがある。
 届けたいメッセージがあっても、届ける方法がないときもある。
 何度か紹介したJustin Jackson氏のブログに、おそらく多くのひとの役にたつ記事があって、Justinさんの優しさ、真摯さが身に沁みた。

 
 そのまま訳出する。
 誰かの役に立ちますように。

Desperation(絶望)

 

 創造性のもっとも大きな敵は絶望である

 
 20代のはじめ、投資で失敗した。個人保証していてその会社の8万ドル(約800万円)の損失に責任があった。私は考えた、「逃げることもできるし、かぶることもできる」。そして、私はそれを引き受けることに決めた。
 
 絶望は私たちのバネになりうる。「逃げるか戦うか」を迷っているとき、背中に壁をしょっていれば、「戦う」しかなくなる。自分が持っているすべてのエネルギーを使ってなんとかしようとする。
 
 しかし、絶望には逆の効果もある。

 ぐったりと疲れて望みを失い、どこに向かったらいいかわからない状態にあなたを追い込んでしまう場合もある。あなたの創造性は枯れてしまい、あなたのもっている一番良いものは最後の一滴まで絞りだされてしまう。

 2013年の研究に金銭的なストレスが意思決定にどんない影響を与えるのかを調査したものがある。Denise Cummins博士がPsychology Todayに紹介している。 
 

車の修理代が3000ドル(約30万円)に達すると、その影響が明らかになる。その増加は、高収入の人の認識力には影響を及ぼさない。しかし、低収入の人たちの認識力は40%も減少してしまう。それは、定収入のひとたちの認識力、クリアーにものごとを考える能力を機能不全にしてしまったと考えられる。大きな金額の請求書への恐れは、それが想像上のものであれ、定収入の人たちには認識的なタスクへの集中を難しくしてしまう。

 
 絶望は我々の思考の妨げとなる。ストレスが集中力を奪ってしまうのだ。短期間の目の前にある問題の解決に疲れて、大きな絵を描くことができなくなってしまう。

「ストレスはよく知られたクリエイティブ・キラーである」 心理学者Robert Epstein博士(ソース

 

 なぜ私はこの記事を書いているのか

 
 私は自分のメーリングリストの人たちとよく話をする。そして、ひとつの傾向に気がついた。たくさんのひとびとが自分のプロダクトをつくろうとしているが、多くのひとのモチベーションは彼らの絶望的な状況から発しているのである。

 絶望にはさまざまな色合いと強さがある。

  • シングルマザーが3人の子供を養おうとしている
  • 患者が、大きな額の請求、予期せぬ治療費を払う必要ができた
  • スタートアップの創業者が2つ目の会社を始めようとしているが、絶対に失敗できない状況である
  • 借金を支払わなければならない学生
  • つまらない昼間の仕事どんどん満足できなくなって、なんとかそこから抜けだそうと必死になっているひと


 プロダクトをつくりたいなら注意が必要だ。絶望的な状況では絶望的な考えしか浮かばないということに。絶望的な状況は、良いプロダクトに必要なクリエイティビティを殺してしまうことがある。


あなたは絶望的な状況にありますか?


 あなたがたのなかにも、とてもシビアな状況にあるひとがいるだろう。私はそんなあなたがたに共感(同情)する。いただいたメールを読んで泣く。まるで世界があなたを拒んでいるようだ。あなたが真の希望、真の答えを探しているのがわかって胸に迫る。

 しかし、考えなければならないことがある。
 いま、プロダクトをつくるべき時だろうか?

 たぶん、小さなプロダクトをつくれば、あなたの助けになるだろう。長い期間にわたって毎月なにがしかの収入がそこから得られるとすれば、それはあなたの自由度を広げてくれるはずだ。だけど覚えていておいて欲しい。それは、ゆっくりとしか大きくならない。今始めて最初の1ドルを稼ぎ、50ドルに増え、やがて500ドルに増え、1000ドルにという具合だ。


生活の基礎を整えるのが最初だ 

 

 プロダクトをつくろうと飛びつくまえに、あなたが感じている絶望の刃の切っ先を取り除こう。あなたの生活の基礎にフォーカスしてみよう。

1.サポート :あなたの心の支えとなってくれる人々をみつけよう。オンラインでも良いし、週に1回コーヒーを飲む友だちでも良い。大事なことは、あなたひとりではできない、ってことだ。あなたはあなたを見守ってくれる人、あなたの生活を客観的に見てくれる人が必要だ。絶望は雲となって私たちの視界を覆ってしまうので、このサポートはとても重要だ。

2.習慣 :ストレスにさらされると、悪い習慣に逃げこみがちだ。テレビの見過ぎ、アルコール、不眠などさまざまなものに。絶望している時こそ、良い習慣が必要だ。よく眠り、健康的な食事をして、適度な運動をする。そういったことは、あなたがコントロールできるはずだ。

3.ボトムライン(必要な最低線)にフォーカスする :われわれのもっとも大きなストレスはしばしば金銭的なものだ。もしあなたがお金に困っているとしたら、まず最初にすべきことは、ボトムライン(必要な最低額)を知ることだ。実際に必要な金額とあなたが現在持っている金額との差異はいくらなのか。5000ドル(約50万円)必要で、4000ドル(約40万円)しか持っていなければ、あと1000ドル(約10万円)をもっとも能率的に得るにはどんな方法があるのかを考える。それは、新しいプロダクトをつくることかもしれないが、あなたの現在提供しているサービスの価格を上げてもらうということのほうがより能率的かもしれない。

 
 最後に、共感(同情)について語らせて欲しい。
 私は数えきれないほどの人たちから聞いた。彼らがそれをすることができたのは、誰かが彼らを信じ、彼らを助け、彼らを勇気づけた、あるいは、彼らに投資したからだ、と。
 もし、あなたが誰かを助けることができるところにいたら、ぜひ助けてあげて欲しい。

 Cheers,
 Justin Jackson