ニュースの『主食』と『デザート』をバランスよくとる方法を教えて欲しい
ニュースっていうのは、いわば『主食』だと思っている。
バラエティとか、大好きな漫才とかは、『デザート』。
ニュースでも、新聞は『主食』で、情報番組は『ちょっぴり主食もかかっているけど、メインはデザート』。
というのが、おおむねのひとの以前の認識だったと思う。
もちろん、一般の新聞の提供するニュースがすべて『主食』だったわけではなく、スタップ細胞騒動を見ても痛感するように『デザート』部分がほとんどだったりする。それはどうでもいいディテールに関する部分だったり、だからどうだっていう異口同音のコメントだったりする。
でも、基本的にそれは『主食』を提供する新聞に載っていることだから、ちょっぴり甘いけど大事なことなんだとぼんやり考えてきたと思う。
そして、本格的に『デザート』が食べたければ、週刊誌を買ってきて読む。
自分の人生や生き方に関係のあること、社会人として知っておかなければならないことを『主食』のニュースとすれば、限られた時間をまず『主食』に費やし、残りの時間があれば『デザート』も楽しみたいなと思う。もちろん、「今日は甘いもん食べまくるぞ!」っていう日もあるのだけど、ともかく、そのバランスは自分で決めたいと思っている。
最近とくに痛感しているのは、大事な時間で『主食』を食べていると思っていたら、いつの間にか『デザート』になっており、栄養を採るはずの時間が、ただの娯楽、もっと悪く言えばコレステロールや中性脂肪の元を摂取する時間に、気づかないうちに変わってしまっていることがある、ということだ。
以前ならそれでも新聞と夜のニュース番組で自然と『主食』と『デザート』の割合は、ぎりぎり健康体を維持できる程度になっていたのに、ネットで自分の好きなニュースを好きなだけ選んで見るという風になると、ついつい、色鮮やかなキャンディーに眼が眩んで、そればかり選んで食べているような気がするのだ。
人間だから、それが『デザート』とわかっていてもついついやめられずに口にしてしまう。また、『主食』と思って読んでいるうちに、『デザート』になっており読後に後悔することも多い。読んでいるうちに反論したい気持ちを止められなくなって、自分で『デザート』の甘さの一端を担ってしまうことだって、皆無とは言えない。
しかし、時間は限られている。
精神的にポジティブでいたいし、自分にできること、自分の影響力が及ぶ範囲で可能な限り良いことをすることに、限られた時間は使いたい。
そのために、必要なニュースを、『主食』と『デザート』をバランス良くとりたい。
でも、そのためには、どうしたらいいのだろうか?
僕には、いま、その答えの持ち合わせがない。
あなたはどうしていますか?
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