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ICHIROYAのブログ

元気が出る海外の最新トピックや、ウジウジ考えたこととか、たまに着物のこと! 

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虹とセクシュアリティとトム・ロビンソン

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虹の色は7色、というのは、僕らがそう教えられたから、そう思っているだけで、実際は、虹の色は連続しており、いわば、無限の色数があるという。
7色に見るのは、僕らが、そう思い込んでいるからだ。
沖縄の古老たちは、虹は、赤と紺(もしくは黒)の2色である、と今でも、言うらしい。
南国の色彩豊かな風景の中では、淡い色や青は、空の色に飲み込まれてしまって、2色に見分けるのが、わかりやすい、ということなのかもしれない。

その虹、レインボー・フラッグを自らの誇りとして、高らかに掲げる人たちがいる。
LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)のひとたちだ。
とくにゲイのひとたちは、上に書いたような虹の特性、その色は連続しているにも関わらず恣意的に色分けされていることを、セクシュアリティの多様性を象徴するものとして、虹・レインボーを自らのプライド表現としているのだ。  (以上Wiki参照)


ところで、トム・ロビンソン・バンドをご存じだろうか。
僕と同年代のひとの中には、このヒット曲を懐かしく思い出すひともいるだろう。
僕も大好きだった。

2-4-6-8 Motorway




この曲を訊いて、彼らのアルバムを買ったのが、1976年か77年ごろ。
高校3年か浪人中のころだった。
その2,3年後、彼は、京都のライブハウスで小規模なライブをしてくれて、京都に住んでいた僕は友人と、実物を見に出かけた。
とにかく、かっこよくて、あったかい人柄を感じさせる、兄ちゃんだった。
自分がゲイであることに悩み、自殺未遂までしたのち、カミングアウトして、ゲイの人権のために、メッセージを込めた歌う。
それは、当時、いまよりずっと、勇気のいることだったはずだ。
僕はゲイではないが、彼の人間性に惚れ込んでしまった。

しかし、その後、彼のヒット曲を耳にすることはなく、アルバム1枚を買っただけで、彼のことは忘れてしまった。

あのクールでシャイなトム・ロビンソンはどうしたのだろうか。
虹とレインボーフラッグについて調べていると、急に、とても気になってきた。

いや、現在、62歳のトム・ロビンソンは健在だった。
年をとった今の様子も、彼のオフィシャルページで見れる。
Wikiによれば、トム・ロビンソンバンドはあのヒットを飛ばしてまもなく、解散。
その後、18枚のアルバムをリリース。エルトン・ジョンなどに楽曲も提供。長く自身のヒットには恵まれなかったが、1983年には、War Boyというヒットがでた。
1987年から、BBCのいくつかの音楽番組のパーソナリティを務め、現在もBBC Radio 6Musicでホストを務めているらしい。
そして、アムネスティやRock Against Racismの活動を支援している。
(以上、オフィシャルページより)

そして、驚いた。
Wikiの彼のページによると、彼は、Sue Brearleyという女性と結婚し、子供をふたりもうけたという。
彼はインタビューに答えて言っている。「自分は、たまたま女性を好きになったゲイなのだ」と。
ゲイやLGBTの解放のために戦いながら、自らのゲイというレッテルにもとらわれないトム・ロビンソン。

いくつになっても、トム・ロビンソン。まさに、虹のような、レインボーのような、好男子ではないか!


そして・・・

例によって、多様な価値観を認めないことにかけては、超一級の日本社会だ。
せめて、肝に銘じようではないか。
セクシュアリティというのは、個人の数だけ多様にあって、虹の色のように無限に存在している。
それを少数派であるとか、異端であるとして括って、レッテルを貼っているのは、虹を7色に分けると同様、とても恣意的なものである、ということを。
無限の個性が奏でるからこそ、我々の社会は、虹のような美しさを放つのだということを。



*この記事は「BIGでLIKEなはてブロプロジェクト」第2弾「虹をテーマに」に呼応して書きました!