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ICHIROYAのブログ

元気が出る海外の最新トピックや、ウジウジ考えたこととか、たまに着物のこと! 

★★★当ブログはじつはリサイクル/アンティーク着物屋のブログです。記事をお楽しみいただけましたら最高。いつか、着物が必要になった時に思い出していただければ、なお喜びます!お店はこちらになります。★★★


日本の男どもよ、正月こそ着物を着よう!(安くて簡単な男着物の楽しみ方)

よく考えたら、僕は着物屋であった。


着物のハイシーズン、お正月を目前に、着物のことを書かなくてどうする、ということで、慌てて着物のことを書くことにした。

子供のころ、そういえば、オヤジも正月に限って、着物を着ていた。
誰かが年始に来るような家ではないけど、お正月は、朝起きたら、ちゃんとよそ行きを来て、お屠蘇で新年を祝うのが我が家の習わしだった。


オヤジは、紬かなにかのアンサンブル(着物と羽織のセット)を着ていた。
それでこたつに入っておせちを食べ、その後、近くの神社に初詣をするのである。

誰に見せるでもなく、着物を着る、というのは、新年という節目を迎えるには、なかなか良い習慣だったと思う。

しかし、いつの間にか、オヤジは正月も着物を着るのをやめ、僕も、オヤジのその習慣を引き継ぐことはなく、着物屋になるまで、着物とは、まったく無縁になってしまた。

たぶん、世の中の男どもは、オヤジや僕と同じ道を歩んでいるのであろう。
男の着物姿を街で見かけることは、ごく少ないし、一方、着物の仕入れの現場では、男着物はどんどん出品されるのに、買い手が少ない。
買い手が少ないから、値段も、めちゃくちゃ、安いのである。


着物屋だから言うんじゃないんだけど、着物を着るっていう、ファッションのチャンネルを持っていると、楽しいよ、と、今日は言いたい。

着物を着て街を歩くと、ずっと、注目されている気がする。 
やってみたことはないが、たぶん、女装して歩くより、ずっと、みんなの視線が眩しい。
しかも、その視線は、おおむね、肯定的である。
自分が、突如、注目に値する人間になったような、不思議な気分である。


そして、いま、不人気な男着物は、リサイクルで揃えれば、めちゃくちゃ安いのである。
とくに品質にこだわらなければ、せいぜい、アンサンブル(着物+羽織)1万円、袴 7~8千円ぐらいだろう。
もちろん、多少の汚れていても良いというなら、合計1万円で手に入ることもある。
で、ちゃんと着ていれば、誰もいくらぐらいの着物を着ているかなんてわからない。
 

 で、たぶん、着物でも着てみよかな、と思っても、着付けが難しいとか、ルールがややっこしい、って思ってしまうでしょ?

フォーマルな場、お茶に行く、などの場合、そういった着付けのルールは、厳密に守らなきゃいけないし、万一、そこで外してしまったら、白い目で見られるのは必定である。

でも、フツーに街を歩く、初詣程度のお出かけに行く、のに、はっきり言って、ルールなんてない。

あなたがかっこ良いと思う着方で良いのである。

着物姿なんて、どこかの着物屋の旦那か、落語家か、お稽古の先生みたいで、カッコ悪いって思ってる?
裾がまとわりついて、草履がずるずる、活動的じゃないし、とか。

でも、かっこいい着方だってあるはず。

だって、この嵐のCMだってかっこいいでしょ?!



みんな、袴の下は、ブーツなんだよ。
龍馬伝でも、ブーツ姿が多かった。
カッコイイでしょ?
でも、着物を着るなら、足袋履いて、下駄か雪駄(草履)じゃないとダメって、思ってたんじゃ?

今年のお正月は、あなたならではの着物姿で、より男前を上げて欲しいと、強く思うわけである。



*以下、自由なコーディネートのため、ヒント




紬のアンサンブルに袴。
アンサンブルは1万円までのリサイクル。
袴は、裾のすぼまった野袴。これは「あづまや」さんのオリジナル。素材は綿、ポケットもあり、前はファスナーがついて、ズボン感覚ではけます。
リサイクルじゃないので、それなりのお値段はしますが、めっちゃ重宝します。
嵐が着ているようなものは、リサイクルでたくさんみつかります。「馬乗」(ズボンのように又が割れている。割れていないスカートのようなものは「行灯(あんどん)」と言う)のほうがはきやすい。
うちの在庫を調べたら、今ないので、また仕入れときます。
袴の結び方は少しややこしい。
でも、説明を見ながらやったら、簡単、簡単!
ポール・スミスのマフラーをしてみたり。
もひとつかな。でも、自由に着る見本。


 

履物は、ブーツでも、こんな靴でもいいかと。
ただ、靴を脱いで座敷にあがったときのために、親指だけ別れた、足袋風の靴下がいいかも。 

 

 

襦袢を着て、襟を重ねるのが本式。
でも、実際は、襟を整えておくのが結構面倒。
そんなときは、こういうふうに、書生襟のシャツを着て、その上に着物を着ると便利。( 大野らふさんに教えていただいた! )
ハイネックでももちろんOK。
僕の場合、これを着ると、着物を着たあと帯や紐はなしで、そのまま袴を履いて袴の紐でしばってとめる。
まったくもって、簡単。
この着方だと、襟をいっさい気にせずに、活動的でいれるので、めっちゃラク!
 



初詣に、着物と羽織だけじゃ寒かったら、上にトンビを着る。
新品は高いけど、リサイクルなら、1万円まで。
ああ、 トンビも在庫切れ。また、仕入れときます。