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ICHIROYAのブログ

元気が出る海外の最新トピックや、ウジウジ考えたこととか、たまに着物のこと! 

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火星移住計画Mars Oneのその後

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 いつものようにMediumを見ていたら、何度かお伝えしたMars One(火星移住計画)について、その実現可能性についての疑念を大きくふくらませる記事が掲載されていて、僕の喉の奥にも嫌な気分がこみ上がってきている。
 先日、最終候補に日本人の女性がひとり残っているという記事を書き、彼女の健闘を祝福したばかりだからだ。
 計画そのものについては、その記事の冒頭に書いたように、『僕自身は、その倫理性と、計画の実現可能性について、はっきりした意見をもてずにいる』というスタンスではあったのだが。

Mars One Finalist Explains Exactly How It‘s Ripping Off Supporters

 (Mars Oneの最終候補者がいかにサポーターからかもっているかを説明)

 筆者はElmo Keepさんというライターの方で、最終候補の100人に残っているJoseph Roche博士から聞いた話を材料にこの記事を書いておられる。
 選考の過程について、こんなことが書かれている。(Josephさんは契約を破ってこのことをElmoさんに話した。)

・そもそも応募者は20万人ではなく2761人
・面接を受けるためにはその内容を公開しないという契約書にサインさせられる
・選考にあたって実際に行われたことは、質問票に答えること、自分がつくった動画をMars Oneのサイトにアップすること、地元の医師にメディカルチェックを受けて提出すること、そして10分のスカイプによる面接。それがすべてだった。
・選考の過程で、Mars Oneのコミュニティに貢献してポイントを得ることを推奨される(たとえばグッズを買うとか寄付するとか)
・100人のファイナリストはメディアにインタビューを受けて報酬を受けたら、その75%をMars Oneに寄付することを推奨されている
 

 さらにElmoさんは、ふたつのことを指摘されている。

・60億ドルの収入をもたらすとされたエンデモル(イタリアのメディア大手メディアセット傘下のテレビ制作会社)との契約は成立しなかった
・この計画のアンバサダーとして真っ先に名前があがっているノーベル物理学賞受賞者のヘーラルト・トホーフト博士が、ゼロがひとつ足りないという話をMars Oneの人たちにもしていた。つまり、火星に行けるのは10年先ではなく、100年先で、必要な資金も一桁足りないと


 しょせん個人のブログだから、大手のメディアがこぞって書いているMars One計画について、僕が書こうが書くまいが影響はない。
 だけど、やはり、苦い気持ちがこみ上げてきた。
 上記の記事もすべて真実かどうかはわからない。
 Mars Oneのニュースリリースは100人のファイナリストを発表して以降、サイトでは新しいリリースを見ることができない。

 
 僕はこの記事で、世紀の大冒険の足をひっぱっているのだろうか?
 わからない。

 

(追記 2015/3/22)上記のMediumの記事に対する見解がMars Oneから出ており、エツコさんがそれを翻訳してブログに掲載されています。ご参考まで。

etsuko4mars.hatenablog.com

 

 photo by Idaho National Laboratory