新しい音楽発見の旅にはiTunesとiTunes Matchが最高のツールだ!
photo by Sascha Kohlmann
あなたは、とくによい歳の大人のあなたは、最近新しいバンドや新しいジャンルのオンガクをみつけて興奮して、誰かに話したことがありますか?
僕も最近とんとそんなことがなくなっていたので、自戒をこめて『さあ大人たちよ、新しいオンガク発見の旅に出よう!』という記事を書いた。
僕はこの記事を書きながら、
1.新しいオンガクへの扉は、加齢のために閉じられたのではなく、努力を怠った自分が閉じたのではないか。
2.若い頃にはもっとオンガクにお金を使っていた(のに、今はお金を使わないようになっている)。
3.新しいオンガクの発見には時間がかかるのに、その時間を惜しんでいる。
ということに、今更ながらに気がついた。
そして、新しいオンガク発見の旅に出ることを決意した。
そうやってまだ半月ほどなのだが、じつはその旅が面白いものになりつつある。
この旅を始めるまえの僕の遍歴は、フォーク、ロック、JPOP、ジャズ、フュージョン、カントリーなどであった。
そして、現在、僕はクラッシック発見のまっただ中にいる。
クラッシックもまったく無縁だったわけではなく、グールドの『ゴールドベルグ変奏曲』やヨーヨーマの『無伴奏チェロ組曲』などでバッハにはわりと親しんでいた。
だが、モーツアルトやベートーヴェンとは無縁だった。
で、ようやく、僕はモーツアルトやベートーヴェンやブラームスを楽しめるようになりはじめた、とっかかりをつけたような気がするのだが、僕なりにやっとそこに至った旅路を少しシェアできたらと思ってこの記事を書いている。
結局のところ、自分にとってまったくあたらしいオンガク、耳慣れないオンガクを楽しむためには、同じ曲を何回も何回も聴くことが一番大切だと思った。
何回も聴いて隅々までその演奏を覚えた頃に、突然、そのオンガクの愉楽の扉が開かれる感じなのだ。
そのためには、とにかく、最初は、なんだかなあと思う曲も、我慢強く何度も聴くしかない。
ということは、オンガクに接する時間をなるべく多くつくることがもっとも大切だということになる。
そこで、お金も使うことにした。といっても、高額なオーディオ機器を買うことにではなく、なるべく少ない労力で、どこでもオンガクを聴けるようにするためだ。
僕がしたことは、
1.iPhoneを買い換える
僕のiPhoneは4で、買い替えてこなかったため、バッテリーの持ちが極度に悪くなっていた。そのため、iPhoneでオンガクを聴く気にはまったくなれなかった。
やっとiPhone6に買い替えた。バッテリーの持ちが心配だったが、オンガクでの電池の消費量はしれており、iPhoneでいつでも気兼ねなくオンガクが楽しめるようになった。
2.iTunesをPCにもいれて、音楽を聴くベースとする
いままであまり使っていなかったiTunesだけど、全面的に使うことにした。そして、自分の家のPCにも会社のPCにもダウンロードした。
iTunesは音質に問題があるという話も多いけど、ブラインドテストをするとわからない人の方が多いという。音質については様々な意見と技術的な話があるが、ここでは割愛する。
僕が思うのは、わかるかわからないかの音質よりも、「あたらしいオンガクの発見の旅」に出るためには、iTunesの便利さが最高の伴侶になるということだ。
3.iTunes Matchを登録する
年間3,980円かかる。だが、お金を使うと決めているので利用することにした。
端末にダウンロードすることもできるが、基本的にはクラウドから聴くことになるので、ハードディスクの容量を食うことなく、自分のすべての楽曲をどの端末からも聴けるようになる。
PC, iPhone、iPadなどの10台までの端末が登録でる。iTunes Storeで買った曲だけでなく、PCでCDなどを読み込ませると、それもすべての端末で聴けるようになる。
細かい話はさまざまあるが、使ってみた感想は、とにかく便利。
4.Logitec シガー充電器(Apple認証 Made for iPhone取得) Lightningコネクタを買う
車のオーディオにはAUX端末があるので、iPhoneのヘッドフォンジャックから出力してつないでいた。
だが、ヘッドフォンジャックからの出力は音量が小さく、充分に楽しめなかった。FMトランスミッターもあるが、以前利用したとき、受信が不安定で使えなかった覚えがあり、今回もカー用品店で相談したら、受信状態に保証はできないと言われた。
そこで、ネットで調べてやっと辿り着いたのが、この商品。
これを利用したら、やっと、充分な音量が出るようになり、車でもiTunesが聴けるようになった。
Logitec シガー充電器(Apple認証 Made for iPhone取得) Lightningコネクタ φ3.5mm ブラック LHC-ACI02
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さて、こうして、僕はオンガクに接する時間を大きく増やし、現在、オンガク発見の旅を楽しんでいる。
ここに至るまでに感じた疑問は、たとえば、iTunesは音質的にどうなんだろう、あるいは、充電しながら音を鳴らすとiPhoneのバッテリーの持ちは悪くなるんじゃないか、というようなことだ。
だけど、僕にすれば、わかるかわからないかの音の質よりも(じつは家には少しこましなスピーカーをオーディオルームにおいているのだが)、あるいは、バッテリーの劣化を心配するよりも、「あたらしいオンガクの喜びを発見すること」が、いまは一番大切なことなのだ。
まだ、PCをオーディオルームのセットに接続して聴いてはいないので、早い段階で、そこにも多少の出費が必要であることはわかっているが。
もう、ひとつ、気づいたことがあって、クラッシック入門には、まったく知らない曲を何度も聴くことから入ったほうが早いかもってことだ。
当初、ネットラジオのクラッシックチャンネルを聴き続けようと思ったり、あるいは、有名な曲(たとえば、ベートーベンの第九とか)の入ったオムニバス盤みたいなものから聴き始めようかと思った。
だが、ラジオだと同じ曲を覚えるほど繰り返して聴くことができないし、オムニバス盤ではどこかで聴いた曲ばかりで、「まったく見知らぬオンガクとの発見」にはならず飽きてしまうのである。
まあ、もちろん、オンガクの楽しみ方には、それぞれの流儀があるだろう。
あくまで、これは僕流の旅の方法だ。
でも、どちらにせよ、それなりの歳の大人のみなさん。
あたらしいバンドの、あたらしいオンガクの発見に震えたのは、いつのことですか?
10年前だなんて言わないでくださいね。
さあ、ごいっしょに、あたらしいオンガク発見の旅に出ようではありませんか!