ICHIROYAのブログ

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さあ大人たちよ、新しいオンガク発見の旅に出よう!

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 もう一度、挑戦だ。
 何に挑戦かというと、新しいオンガクにだ。

 中学生の頃は友だちと会えば、「最近、凄いバンドとか、LP見つけた?」っていうのが挨拶代わりだった。
 クラプトンやらジミヘンやらゼッペリンや、ちょっと探検すればとんでもない音が豊穣なジャングルのごとくに広がっていた。
 そのとき、僕らの行く手を阻んだのは、お金だけだった。
 あと1枚のLPを買うために、何日、僕らは我慢して、逡巡しただろう。
 そして、やっと手に入れた1枚に針を落とすときに興奮。
 もし、そのLPが外れだった時の悲しさといったら・・・

 でも、やっと手に入れたLPなので、カセットに入れて、何度も何度も聴いた。
 そして、ある時、発見した。

 ある種類のオンガクは、最初のうちは耳に馴染まず、好きになれないのだけど、何度も何度も繰り返して聴いているうちに、ある日突然、そのオンガクが大好きになることがあることを。
 そういうオンガクは、なかなか飽きず、長い間楽しむことができることを。
 自分の知らないオンガクの楽しみを発見するためには、時間が、それを2回や3回通して聴くだけでは足りない、我慢強い時間が必要なのだ。
 
 なぜ、こんな話かというと、iPhone6を買ったからだ。
 ずっとiPhone4を使っていて、バッテリーの減りが著しく、ほとんど触っていないのに、夕方にはバッテリー切れになってしまっていた。だから、とても、iPhoneでオンガクを聴くという気にはなれなかったのだ。
 iPhone6のバッテリーはもつ。夕方、ラブの散歩に行くときでも、バッテリーのメモリはまだ8割以上残っている。
 ラブと散歩する時間を利用して、新しいオンガク、新しいバンドを発見することにしたのだ。
 

 僕はもう55才なので、新しいオンガクに耳を塞いでしまう年齢なのかもしれない。
 いや、確かに、実感としては、ある。
 ボーカロイドを気に入ったことはない。
 しかし、絶望するのは、待て。

 若いころでさえ、新しいオンガクを味わうのは、簡単なことではなかったではないか。

 第一に、新しく気に入ったオンガク、バンドをみつけるには、時間がかかる。
 情報を収集したり、実際に聴いてみたり、そして、同じ曲を何度も聴いてみたりと。
 iPhone6で、ラブの散歩の時間をうまく使えば、毎日、45分はあるし、単調な仕事をしている週末の時などにも、時間はある。運転中だって、iPhone6の音をスピーカーから鳴らすことだってできる。

 新しいオンガクに耳を塞ぐ年齢かもしれないと諦めて、そもそも、昔ほどの時間と手間をかけていないではないか。
 最近、誰かと、「最近、こんなバンドを発見した」というような話をしたことがあるだろうか? ない。そもそも、オンガクのことは、話題にものぼらないのではないか。
 歳が新しいオンガクの扉を閉じたのではなく、「僕が」その扉を閉じたのではないのか。
  とにかく、若いころのように、時間と手間をかけてみよう。

 第ニに、新しく気に入ったオンガク、バンドをみつけるには、お金がかかる。
 無料のネットラジオなどができて便利になってありがたいのだが、かつてのようにオンガクにお金を使わなくなっている。いまでも、僕のオンガク収集のメインツールはCDだ。以前は、CDショップに行って試聴して、毎月何枚かのCDを買っていたものだが、最近はCDショップそのもの減り、「CDショップへ足を運んで、オンガクを漁り、それを買う」という行為、それを楽しむ機会が、ガクンと減ってしまっている。
 お小遣いが5千円ぐらいだった中学生の頃から考えたら、いまははるかに裕福だ。なのに、ひょっとしたら、あの頃より、オンガクに使うお金は減っているかもしれない。
 オンガクを購入して集めるツールを、iTunes に移行しよう。そして、デジタルデーターにお金を払ってオンガクを買おう。なんとなく、CDのようなモノでないと、お金を払うことに躊躇する感覚を変えよう。 

 ということで、また後日、どんなオンガクやバンドを発見したか、お伝えする!

 で、できたら、僕と同世代のあなた、最近、新しいオンガクやバンドの発見から遠ざかって、昔聴いたオンガクばかり聴いているあなた、いっしょに、新しいオンガク発見の旅に出ませんか?
 で、
 こんなバンドみつけた! 
 こんな凄いアルバムみつけた!って話を、挨拶がわりにできるようになりませんか?
 

photo by Louis du Mont