僕がブログで失敗し学んだ5つのこと
1.配慮の足りない記事を書いてしまう
記事を書くときには、最近ではとくに、多くの人の目にとまっても、極力人を傷つけないように、誰の生き方も努力を非難しないように書きたいと思っている。
だけど、そう思っていても失敗することがある。たとえば、過去の自分の誤りを書いていてい、うっかり、そういう過去の自分と同じような経験をした人をも批判していることがある。
配慮した記事を書いたつもりでも、いったん一呼吸おいて、本当にその内容で、ほんとうに誰かを傷つける恐れがないか考えたほうが良いとわかった。
2.新規性のある話題を充分に検証せずに紹介してしまう
新規性のある話を急いで紹介すると、間違いだったりする。
「◯◯大学の新しい研究によると」というような記事をついつい鵜呑みにしてしまうのだが、有名大学が発表したからといって、常に正しいとは限らない。研究結果のかなりのものは、のちに間違いだったとわかる。
海外のいいニュースを探したりしていると、はっとするネタはすぐに紹介したくて仕方がなくなるのだが、それがじつはネット上のデマだったりすると、読んでくださっている方に迷惑をおかけしてしまう。
最近は、新規性のある話題をとにかく追いかけるより、読んでくださっている方に間違った情報を提供しないことを心がけている。
3.充分に知らない分野の記事を書いてしまう
ある程度知っている分野のことを書いているときに、つい充分知らない分野にまで範囲を広げて書いてしまう。
専門の古着やアンティークのテキスタイルについて書くときは、かなり注意しているので「ここまで」と自制がきっちりときく。
だが、たとえば、起業のことや科学的な記事を書くときに、ついついよく知らない領域にまで入ってしまっており、コメントで間違いを指摘していただくことがある。
そういう間違いは、まったく知らない分野、よく知っている分野では起こりにくいが、中途半端に知っている、限られた範囲で知っていることで、犯してしまいがちだなと、最近、肝に命じている。
4.前提条件が曖昧なまま、あるいはそれと気づかずに記事を書いてしまう
先日、ある記事を読んでいて、一番最初に、「この記事が述べる範囲」について明確に規定されていて、すごくすっきりして読み始めることができた。
たとえば、起業の方法について書くなら、それはどういう人たちの、どういう業種の、どういう状況にある人に向く話なのかということを、一番最初にはっきりと書いておけば、読む側の混乱がなくていいと思う。
5.「時間をかけたから」ボツにしたくないという理由で、不満足な内容でもそのまま記事を公開してしまう
個人のブログなら曖昧な内容、突っ込みどころ満載で公開しても良さそうなものだが、場合によっては炎上してしまったり、厳しいコメントをたくさんいただいてしまったりする。
ついつい時間をかけてしまうと、あるいは、「毎日更新しなければ!」という制約があると、内容をちゃんと吟味せず、公開してしまいがちだ。
なので、最近は、「毎日更新」が途絶えても止む終えないなと思っている。
photo from New Old Stock