世の中には無駄なこと、馬鹿げたことをするヤツが多い。
そもそも、捨て犬がかわいそうと思いながら、今晩は豚の生姜焼きにしようかななどと考えているのが、人間ってヤツだ。
だから、動物愛護の精神って言ったって、なんのことはない、現実を見てないだけのことだ。
だけど、そんなことのわからないバカ、まったくもって、無駄なことをするバカで、この世は溢れている。
たとえば、この動画のおっちゃんは、修理に訪れたプールで溺れているリスをみつけた。助けれたときにはすでにリスは水面下に沈み、引き上げてみたけれど、ぐったりして死んでいるようだった。
そんなドンマなリスは、さっさと穴を掘って埋めてやればいいのに、何をおもったか、このおっちゃんは、CPR(心肺蘇生)を試みた。
なんと、おっちゃんのCPRはうまく効いて、そのドジなリスは生き返った。
リスだぜ、リス!
リス相手にCPRかよ!
どうせ、そんなドジなリスは、助けられても、明日か明後日には、カラスにでも食われちまうのが関の山だ。
また、怖い思いをしなきゃなんなくなるだけだって。
せっかく、死ねたのに、バカなおっちゃん。
バカなのはこのおっちゃんだけじゃないぜ。
たとえば、このおっちゃんは、海を泳いでいる熊が溺れかけているのをみつけた。 熊だぜ、熊!(実際の写真がこちら)
180kgはあったそうだ。
おっちゃんは、なんと海に飛び込んで熊の行方を遮り、下から潜り込んで熊を抱きかかえた。
そして、岸の安全なところまで連れ帰ったそうだ。
なんども言うけど、熊だぜ、熊!
溺れてたら、溺れるままにしておくしか、方法はないじゃないか!
たまたま擦り傷と切り傷ひとつづつですんだらしいけど、熊の手の一撃で出血多量の致命傷を受けることだってある。
なんだよ!
そうなったら、救急車も出動だし、病院だって大変なことになるじゃないか。
こんなバカなおっちゃんのこと、ヒーローだって持ち上げるみんなの気がしれないぜ。
なんてバカなおっちゃんなんだ!
ああ、でも、わかってる。
わかってるよ。
世界はバカだらけだけど、こんなとんでもないバカなおっちゃんたちがいるから、生きている価値があるんだって。
ありがとよ!
ドジなリスと熊になりかわって、お礼を言うぜ!