このインタラクティブなポスターが素晴らし過ぎる~やっぱり世界は変えられる!
「世界を変える」と言ったら、そんな絵空事、無理なことを言ってどうなるんだという反応が帰ってくるだろう。
何かを達成したいが、解決策が見つからない場合、やっぱり無理だ諦めようと上司や仲間は言うだろう。
しかし、考えぬいた先に、素晴らしいアイディアが閃き、「世界を変える小さな一歩」が踏み出せたり、当事者がみんな満足する驚きの解決方法がみつかったりすることがある。
そんな瞬間に立ち会ったり、そういう行動をしている人たちを見ると、感動屋の僕は背筋に震えがくるほど感動を覚えてしまう。
たとえば、今朝みつけたこのインタラクティブなポスターのアイディアはどうだ!
このポスターには溝が縦に一本入っていて、そこにクレジットカードを差し込んで上から下まで通らせると、
ほら、この通り、一切れのパンが切られて倒れるさまが、現実のパンのように映しだされる。この画像のあと、右から手が伸びてきて、そのパンを持っていく。
こちらのバージョンでは、縛られた手のロープを切り離すムービーが映し出されるようになっている。
このインタラクティブなポスターは、Misereorという貧困や不正義と戦っているヨーロッパのNGOが最近つくったもので、このポスターにクレジットカードを通すと、毎月2ユーロ(約280円)の少額の寄付ができるようになっているのだ。
去年、ヨーロッパで行なわれている寄付の40%以上がクレジットカードによるものであるということから、この「Social Swipe」が考えだされた。
動画を見ていただければ、このポスターのデザインとコンセプトがいかに素晴らしいか、一目瞭然である。
とにかく、思うのだ。
あまりに暗い話ばかりに接していると、ついつい諦めが先に立ってしまう。
だけど、どこにいても、その困難な状況をなんとかしたいと考えぬいて、一歩一歩先に進もうとしている人達がいる。
そういう人たちは大多数ではないが、必ず一定量はいて、その集団や世界を、ちょっとずつ良くしようとして頑張っている。
そして、当たり前なんだけど、じつはそういう人たちの功績の総和、小さなものも大きなものも全部ひっくるめて、その総和が、この世界を劇的に変えてきたのだと。
諦めるのはまだ早い。
PS この紹介記事を参照しました(PlaCard – The Social Swipe )