ICHIROYAのブログ

元気が出る海外の最新トピックや、ウジウジ考えたこととか、たまに着物のこと! 

★★★当ブログはじつはリサイクル/アンティーク着物屋のブログです。記事をお楽しみいただけましたら最高。いつか、着物が必要になった時に思い出していただければ、なお喜びます!お店はこちらになります。★★★


『ばぁばとひょっとこと私~山梨脱力日記1』(和田祥子氏より寄稿いただきました!)

f:id:yumejitsugen1:20140306052230j:plain

 

和田一郎の長女、祥子です。

大阪から山梨へ嫁ぎました。

現在、主人と娘、そして主人のおじいちゃん、おばあちゃんと、同居しています。

1世代とばした2世帯同居の生活です。


最近、言葉が出始めた1歳の娘、いちの。

中でも「ばあば」がブーム。

お母さん、ママとも呼ばれたことないのに。

ばあばを呼ぶのはもちろん、写真でも絵でも、

人の顔をみれば「ばあば」。

お札の樋口一葉をみて、ばあば。

お母さんの写真(つまり私)みて、ばあば。

市長さん(ごく普通のおじさん)のポスターみて、ばあば。

ばあばのオンパレードです。

一度も呼ばれたことのない母、私、ジェラシー感じます。



一緒に雑誌なんか見れば、ばあばのオンパレードです。

「くっく」(靴)、ばあば、「わんわん」、ばあば。

「にゃー」、ばあば、「きき」(キティ)、ばあば。



私もママと教えるのは諦めて、ばあばに言います。

「最近、何見てもばあばって言いますよね~」

「ね、いちの、これだーれ?」

無意識に手近にあった、ぴっちぴちのモデルの写真を

指差しながら言いました。

当然の「ばあば」の流れ。


「・・・。」

そこでいちの、まさかのガン無視。

『そこはばあばでいいでしょ!!』


と心で叫びながらもさらっと次のページへ。

「ばあばっ!!」

はっきりといちのが言ったその視線の先には、

ひょっとこのお面。


ギャルはダメで、ひょっとこはいいんかい!!

ちょっとこのしょうもないジェラシーの熱が冷めた出来事でした。


(絵:ワダショウコ)