やっぱり、服は、安すぎる!(スウェットショップ(搾取工場)の11の真実)
by marissaorton
服って、安すぎるよね、ってブログに書いたら、本気なの、って嫁に言われた。
「ユニクロとかが、軽くて、暖かくて、カラフルで、安い服を作ってくれるから、たくさんの、お年寄りとかが、どれほど、助かっているか、考えたことある? 新しい服を買うと、とても、気持ちが明るくなる。ユニクロとかのおかげで、使えるお金の限られた年金生活者の人たちが、どれほど、喜んでいるか」
いや、確かにそれは、そうなんだ。
そう言われると、面と向かって、反論できない、というか、したくなくなるのだ。
でも、4月23日にこの記事を書いたら、翌24日に、バングラディッシュで、縫製工場の入ったビルが崩落し、1000人以上が亡くなってしまった。
崩落したビルは違法な増築をしていて、以前から、労働者がビル内での作業を嫌がっていたとも伝えられている。
これほどの惨劇を見てしまったら、とてもじゃないが、「ほら、見ろ」なんて言えない。
でも、安すぎる服が、こういう事態を引き起こしており、その一端が、こんな悲劇となって、僕らに突きつけられてしまった、ということは、間違いない。
こちらの記事を書いたひとも、バングラディッシュの工場を訪ね、10歳ぐらいの少女が、化学薬品の匂いと織機の騒音の中で働く姿を見て、安価なファストファッションを楽しめなくなったことを書いている。(こちら~英語です)
この記事を読んで、ひどい労働環境にある途上国の工場を、「Sweatshop」ということを知った。
そして、「Sweatshop」について、ちょっとネットで調べたら、わかりやすくまとめてあるページをみつけた。
*11 Facts About Sweatshops (搾取工場に関する11の事実)
1.スウェットショップ(搾取工場)はアメリカ合衆国労働省によって、2件以上の労働法規に違反している工場と定義される
2.スウェットショップ(搾取工場)は、多くは劣悪な職場環境、低賃金、低賃金、子供の労働などで運営されている
3.発展途上国では、2億5千万人の5歳から14歳の子どもたちが働かされている
4.アメリカも、発展途上国より厳格な労働法規をもっているが、スウェットショップ(搾取工場)がないわけではない。多くのスウェットショップ(搾取工場)が、労働省の眼をかいくぐって運営されている
5.スウェットショップ(搾取工場)で作られているのは、靴、服、敷物、コーヒー、チョコレート、玩具、バナナなど。
6.ある研究によれば、スウェットショップ(搾取工場)の給与を倍にしても、最終の消費者にわたる価格は、1.8%しか上がらない。一方、消費者は、15%値段が高くなっても、スウェットショップ(搾取工場)のものではない商品を喜んで買う。
7.スウェットショップ(搾取工場)は、貧困を軽減しない。労働者は、その給与のほとんどを、ただ家族が生き残るため、食糧を買うのに使う。
8.National Labor Committeeによれば、女性労働者たちは24セントで1着のNBAジャージを縫う。そして、それは、140ドルで販売される。
9.労働者たちは、その監督やマネージャーの、セクハラ、パワハラにさらされている。ときには、閉じ込められて、複数のシフトに渡って徹夜で働かされる
10.2000年には、11,000以上のスウェットショップ(搾取工場)が、最低賃金と時間外労働の法規を犯し、16,000の工場が、健康面や安全面での法規を破っていた。
11.85-90%のスウェットショップ(搾取工場)が、女性たちに産児制限や定期的な妊娠テストを行なっている。
この記事を読んで、驚いたのは、発展途上国だけでなく、アメリカにも、Sweatshopが多数存在しているということだ。
そして、唯一光を感じるのは、(6)の項目で、僕らがそのことをもっと知れば、改善する道はあるかもしれない、ということだ。
やっぱり、服は、安すぎる・・・
*今日の落ちこぼれ(記事を書くためにネットで見つけ、面白かったけど、記事にはしなかったことページの紹介です。しばらく続けるかも)
1)あなたを明るくする写真25選(たしかに、めっちゃ、キュート!)
2)ハイチで開発支援に働いた私が、耐えられなくなって辞めた理由。 開発途上国支援の現実が辛い・・・(英語です)
3)レゴでXWingをつくっちゃった!史上最大のレゴモデル! いや~~びっくりした!
4)3Dプリンターで義手を!