ICHIROYAのブログ

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Chikirinさんに刺激されて、日本の「理想のFuture社会」とはどんなものか、考えてみた!

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by drspam


希望を語る、楽観に浸ることにかけては、人後に落ちない僕だけど、あるべき未来の日本の社会の姿を想像してみたことはなかった。

*Chikirinの日記:結婚はオワコン!?


を読んで、「自民党はBack To The 昭和2.0」を望んでいるのかもという意見に首肯しつつ、では、みんなが望んでいるあるべきFutureとは、どんなものなのか、とても気になった。

もちろん、結婚という制度に関する見方には、

*やまもといちろうBlog ちきりん女史の結婚ネタが堂に入っている件で

のような反論もある。

が、おおむね、みんなが望んでいる方向、とくに若いひとたちが望んでいる方向というのは、

自由に生きる、我慢せずに生きる、自分のために生きる

ということであって、その方向の延長線上にあるものだと思う。
では、それは、いったいどんな社会なのか。
前提として、日本が豊かな国であり続けているものとする。
たとえば、介護ロボットなどの最先端技術で世界の経済をリードしていると仮定する。
それが可能かどうかは、今は問わない。だって、世界で貧乏な国になってしまったら、理想の社会を想像することなどまったくできないではないか。

さて、そう仮定したとき、あなたは、どんな未来社会を頭に描きますか?
日本の社会は、どうなるのが理想だと思いますか?

昭和という時代にどっぷりと浸されて育った僕が、考える来るべき日本社会の姿はこれだ!

1.結婚は多様化

Chikirinさんが言うように、「結婚」は、選択肢のひとつになる。
事実婚が増えて、同性との事実婚も認められる。
「離婚」も簡単にできる。
誰も、我慢などせず、一緒に暮らしたければ暮らし、別れたくなったら別れる。
長くなった人生のなかで、何度も「恋愛」を楽しむことができる社会となる。

2.子育てと老後は、社会が主役となって支える

離婚した女性が子供を育てながら仕事をする社会環境が整っている。
かつ、老後の介護については、社会保障が充実しており、心配はない。
「家庭」ではなく、「社会」が、子供と老人を支える主役となる。
誰もが、「子供」「老人」のために、自分の人生の一部を犠牲にすることはない。

3.正社員・非正社員の区別がなくなり、誰でも、いつでも、能力に見合った仕事を得られる

女性が出産のために仕事を中断しても、男性が起業のために大企業を退社しても、簡単に、以前にやっていたような仕事に復帰できる。
学生も、現在の「就活」の成否で、人生のレールが決定づけされるようなことはなく、能力を磨けば、いつでも、ステップアップできる。

4.仕事観も多様化する

 仕事をしたくないものは、最低限の社会的コストに見合うだけ働けば良い。
そして、仕事以外のなにか、趣味や社会的な活動に熱中することができる。
とことん仕事をしたいひとは、ハードワーキングを楽しむこともできる。
そして、仕事の達成度だけでなく、趣味のレベルや社会貢献の影響度など、色々な指標で、社会的な評価が得られる。

5.能力のあるものは、堂々と大金を手にできる

お金を稼ぎたいものは、堂々と大金を手にし、それを自由に使える。
寄付するもよし、とんでもない無駄遣いをするもよし。
うんと金を稼いだからと言って、なんやかやといちゃもんをつけて、引きずり下ろすような社会は、過去のものとなる。


6.SNSが、社会の良心・規律となる

社会の変革のための主戦場は、選挙ではなく、SNSフェイスブックなどのソーシャルネットワークサービス)となる。
必要とされる社会的な傷みやコストは、おもに、SNSを通じて、合意が形成される。
選挙はその合意をなぞるに過ぎない。
また、いっぽう、それは、上に書いたような、多様な価値観を支えるネットワークの要となる。


と、まあ、こんな感じですかね。
望むべき、Future社会は。
でも、なんだかね・・・「自由」っていうのは、手にしたら手にしたで、たいへんそうなところも。
毎日、毎日、男として、女として、仕事人として、社会人として、試される日々がきそうだ・・・

でも、だめだよ!
わたしゃ、昭和2.0の方がいいわ、なんて言ってたら!

 

 

PS tom-wさんの「まっしろなブログ」の道徳教育に関する示唆に富んだ記事「現代の「道徳」と、戦前の「修身」という授業についてのはなし」で、僕の記事「ユニクロが、「世界一、親切な会社になる!」と宣言する日が必ずやって来る理由」を取り上げていただきました。とても嬉しく思っています。tom-wさんのブログにはコメント欄がありませんので、この場を借りて、お礼申し上げます!