ICHIROYAのブログ

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アメリカ女性4人の胸のすくようなチャレンジ!(インスパイアされる?失敗してしまえと思う?)




素晴らしいチャレンジの話を聞いたとき、あたなは、自分もがんばらねば、とインスパイアされるだろうか、それとも、自分には無理、失敗してしまえ、と思うだろうか。

実際のところ、ガッツ溢れる胸のすくようなチャレンジと思う話でも、案外、ネット上では、人気がないように思える。
たいていの話は、自分のできそうなこととは、かなりかけ離れているからだろう。

さて、雨後の筍のように、素晴らしいアイディアやチャレンジが出てくるアメリカだけど、今朝、また、素晴らしいチャレンジをふたつみつけてしまった。

この話は、どうだろう。
あなたをインスパイアするだろうか。

どちらも、ふたりの若い女性たちによるもの、計4人の若いアメリカ女性たちの話だ。

まず、上の動画。
例によって、クラウドファウンディングサイトのKickstarterに投稿されているものだ

モデルとしても活躍しそうな超美人のエミリーさんとベッツィさんは、Sword & Plough というバッグのブランドを立ち上げて、新しい次元のMade In USAを実現するという。
そのバッグは、アメリカ軍で使われた生地、パラシュートや軍服や防弾チョッキなどの生地をリサイクルしてつくる。
しかも、その製作には退役軍人を雇用するという。

アメリカでは、18才から24才の退役軍人の失業率は16%にものぼるという。しかも、今後4年間で、100万人の退役が予定されている。
彼女たちは、その社会の危機を、みずから、ブランドを立ち上げて、少なからぬ退役軍人を雇用して、まさに、新しいMade In USAをつくることで、解決の方法のひとつを提示しようとしているのだ。


そこには、特別な技術も発明もない。
アイディアと熱い思いがあるだけである。
しかし、良いアイディアにはすぐにおカネも集まる。
20,000ドル(約200万円)の目標に対して、締め切りを4日残した今日の時点で、282,977ドル(約2800万円)も集まっているのだ。


もうひとつは、ニューヨークタイムズに掲載されている話だ。

今週末、高校生のアリアさんとシャーロットさんが、陸上大会の棒高跳びで、初めて、顔を合わせる。
その話のどこが凄いのかというと、ふたりとも、重度の視覚障がい者なのだ。
しかもふたりが出場するのは、健常者の大会だ。
とくに、シャーロットさんは、全米の高校生ジャンパーのなかで、もう少しで、100位以内という記録を持っている。
そして、アリアさんは、棒高跳びをしたいと、1年かけてコーチを説得して、ようやく半年前に競技を始めたばかりなのだ。

棒高跳びは、パラリンピックの競技にも採用されていない。
棒をもって全力疾走して、長い棒の先を所定の位置に突き刺し、見えないバーに向かって、高く高く、体を投げ出す。
見えていても、相当な、勇気が必要と思えるのに、それを、見えない状況で、やる、というのだ。
それが不可能と思われていたからこそ、パラリンピックの競技にも採用されていなかったし、それをするひともほとんどいなかった。

しかし、この壁を破ったのが、ふたりの、女子高校生なのだ。


さあ、どうでしたか?
インスパイアされましたか?
それとも、失敗してしまえ、と思いましたか?


PS 視覚障がい者の棒高跳びも凄いけど、家庭菜園へのチャレンジも、また、静かで、広がりのある、素晴らしいチャレンジだと思います。
もし、ネットを通じて、視覚障がい者に、菜園のアドバイスをするネットワークができたら、多くの視覚障がい者が、自分で食べる野菜を自宅でつくる、という楽しみをもつことだできるようになるでしょう。
僕は、パラリンピック金メダリスト高橋さんの、家庭菜園への挑戦を、微力ながら応援しています
何人ものかたが、彼のブログにアドバイスしてくださるようになりましたが、まだまだ、とくに、野菜栽培に詳しいかたの参加が不足しています。
もし、この記事を読んで、多少なりとも、感じるところがあれば、高橋さんのブログを訪れて、コメントしてくださると、とてもうれしく思います!