ICHIROYAのブログ

元気が出る海外の最新トピックや、ウジウジ考えたこととか、たまに着物のこと! 

★★★当ブログはじつはリサイクル/アンティーク着物屋のブログです。記事をお楽しみいただけましたら最高。いつか、着物が必要になった時に思い出していただければ、なお喜びます!お店はこちらになります。★★★


『バーチャルKimonoミュージアム』のアイディアへの意見求む!

f:id:yumejitsugen1:20130330073301j:plain
by marcp_dmoz

ようやくスマホサイトも来週、オープンできる見込となった。
また、以前から考えている『バーチャルKimonoミュージアム』にも、取りかかれる態勢になってきた。
コレクターの方と話したり、いろいろと考えてきたのだけど、ひとりで考えていると、どうも蛸壺状態となり、何が可能で、何がずれているのか、わからなくなる。
で、もし可能であれば、意見をお伺いしたくて、いま、考えていることをまとめてみた。

1.『バーチャルKimonoミュージアム』とは

*日本の染織品の逸品をネット上で容易に閲覧できるウェッブ上の博物館(現在、存在せず)
*日本語、英語でスタートし、さらなる多言語化も目指す
*おもに日本の染織品、民芸から公家衣装まで幅広く。江戸時代に日本の美意識に大きな影響を与えた渡りの外国裂も含む
*主力としては、大正・昭和初期~明治のものを想定

2.『バーチャルKimonoミュージアム』の目的


*世界中のアーティスト、デザイナーにアクセス可能にする
*散逸を続ける染織品を、少なくともデーターとして保存する
*絹の寿命や使用に伴い、破損摩耗していくアンティークの着物のデザインを、百年後、二百年後に伝える
*コレクターのコレクション紹介の場とする
*美術館・博物館アーカイブ用の画像保存を推奨する

 

3.『我々』の『未来への仕事』として取り組む


*多数のアイテムを持つ、少数のコレクターだけに依存しない。
*少数の逸品をもつ一般の人々、コレクションはせず、コレクターのための仕事をしてきた販売者など、『アンティーク着物にかかわるわれわれ』の、それぞれのできる範囲の力を集めてこのミュージアムをつくっていく。
*日本の染織品を次代に伝えたい、世界に広く紹介したいという思いをもった多くのひとの力を結集する。
*収益を目的としない。『未来の人類』のための、『われわれの贈り物』として、この仕事に取り組む。

4.『自立して』長きにわたって活動していける方法を考える

 
*スタート時のシステム開発を除けば、主な経費は、サーバーのホスティング代、および人件費である。
*その経費は当面、有志で負担する
*経費負担する有志の合意で意思決定をおこなう
*ただし、スタッフの『公務員並みの給与』と経費を賄う方法を考えていく。
*具体的には、寄付(たとえば、古い着物の寄付を募り、売却で得た代金を収入とさせていただく)、物品販売(印刷用の画像データーの販売や着物の書籍・古本の販売など)を考え、早期に、有志の負担をなくす
*Kickstarter(アメリカ)やReadyfor(日本)などのクラウドファウンディングでも資金を募っていく

5.コレクションの価値について

* 画像を収納するコレクションの価値は多様である。評価については、閲覧者や協力者の採点などを集め、高評価のものだけを閲覧できるようにし、それをデフォルトの閲覧ページとする
*コレクター(画像提供者)毎の閲覧も可能にする。また、参加者おすすめの一覧なども見れるようにし、多様な価値での閲覧を用意する
*画像・出品数の際限のない拡大を防ぐため、低評価のものは、一定期間後に削除するなどの方法を考える。
*画像・データーの保存閲覧が主目的であるため、出品アイテムを出品者が所持していることを前提としない。
*出品アイテムの質を低下させない範囲で、販売も可とできるか検討する。
 

 

以上、まとめると、こんな具合です。
とくに、アンティークの着物や古裂にかかわるかたの意見をいただければ嬉しく思います。
FBでのコメント、こちらのブログへのコメント、メールでも、市などで直接声をかけていただいても、結構です。
いま、最低限度のシステムをつくったらいくらかかるか、システム会社に尋ねているところです。
予想以上にかかって、着手できない可能性もありますが・・


この、『バーチャルKimonoミュージアム』のアイディア、どう思われますか?