
Creative Intelligence: Harnessing the Power to Create, Connect, and Inspire
- 作者: Bruce Nussbaum
- 出版社/メーカー: HarperBusiness
- 発売日: 2013/03/05
- メディア: ハードカバー
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IQの次は、EQ(心の知能指数)と思っていたら、いつの間にか、CQ (Creativity Quotient)=「創造力指数」が、一番大事だ!という風になりつつあるようだ。
まったく知らなかった。
TIMEのネット版で、こんな記事をみつけたのだ。
First There Was IQ. Then EQ. But Does CQ — Creative Intelligence — Matter Most?
Bruce Nussbaumさんという方が書いた本「Creative Intelligence」について、インタビューをしてまとめた短い記事だ。
たしかに、ビジネスにおいても、創造力がチカラの源である。
iPhoneやフェイスブックの作り方は、学校で先生の言うことを、はいはいと聞くだけでは生まれない。
しかし、「創造力が大切である」ということを、あえて、「CQ」と言い換えて、それが計測可能な能力であるように言う必要があるのか。
そして、それは、ほんとうに、計測可能なのだろうか。
おおいに興味をもって、調べてみたら、第二次世界大戦のころからそれについて調べておられる研究者がおられて、また、様々な研究者が、大真面目で挑戦を続けておられるようなのだ。
そして、一応、TTCTというテストが、メジャーなものになっている。
そのあたりの事情は、こちらの記事で知った。
Measuring Creativity Learn how experts are measuring creativity ...
このテストは、ある状況を描いた絵を見せて、それに対する答えを書かせたり、部分的に描かれた図を与えて、完成させたりするようである。(こちら)
もちろん、批判的な研究者もいれば、ほかのテストを提唱している研究者もいる。
しかし、TTCTの研究者は、1950年~1960年代にその調査をした子どもたちを追跡調査しており、TTCTテストで高得点だった子どもたちは、その後の人生で、そうでない子供たちより、明らかに、創造的な仕事を達成している人が多かった、という。
ふむふむ。
眉唾そうでもあり、また、さもありなん、という気もする。
まあ、どちらにせよ、クリエイティビティがキーであることは、間違いない。
たとえば、最近見つけてぶっ飛んだこの広告。
”Sorry People, This Hospital is Just for Pets"
(ごめんね、皆さん! 当院は、ペット専門です!)
こちらをクリック!
この広告はサンフランシスコでペットの保護活動をしている団体の経営する、最先端の動物病院の広告なのだが、こんなチャーミングな動物病院の広告は見たことがない。
この広告のディレクターのCQが、ぶっちぎりの高得点であることは、間違いなかろう。
僕も、もっと、CQ高かったらなあ・・・
*おまけ1 Bruce Nussbaumさんが薦めるCQを高める方法
・創造的な友人をもって、仕事や遊びを共にする
・旅行する
・ぜんぜん異質ななにかを見て考える
・毎日20分、スマホやネットから離脱して自分のやっていることを考えてみる
・ワタシ(Bruceさん)の本を読む
*おまけ2 CQの簡易テスト
英語ですが、こちらに、CQの自己判定ができるテストがあります。
質問に答えていると、いかに、自分が守りに入っており、創造力をがんじがらめにしているか、自覚できます。