ICHIROYAのブログ

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幸せはお金で買える。ただし・・・・




幸せはお金で買える。
ただし・・・

自分の娘たちが結婚するとき、お金持ちと結婚すべきかどうかと聞かれたら、もちろん、お金よりも、ちゃんとしたひと、家族に対する責任感をちゃんと持てるひとを選べよ、と言ってきた。
そのうえで、選べるのであれば、まあ、お金はある程度安定的に稼げるひとのほうが、困らなくてよい、と。
たとえば、自分たちの子供が女の子で、僕のような歯並びが遺伝してしまい、矯正してあげたいが、矯正するお金がない、となると、のんきに「愛があるから、貧乏でも幸せ」とも言ってられなくなる。


で、ある程度のお金は、幸せになるためには必要だけど、ある金額を超えると、お金と幸せ度の相関関係は弱まるだろうな、と思っていた。
年収何百万と、年収何千万で、幸せ度が10倍も違うはずはない。
年収何千万円と、年収何億円で、幸せ度が10倍も違うはずがないではないか。
だから、ネット上で、たとえば、孫さんや、稲盛さんの偉業を、「結局はカネ目当」て、などと揶揄する言葉をみると、まったく、わかっちゃいないな、と思う。
そういうひとたちは、想像力が弱く、自分のお金に対する尺度で、ひとを測ってしまうのだ。


で、上の動画である。
英語だけど、字幕つきなので、できれば見て欲しいのだけど、言っていることは、こういうことだ。

お金で幸せは買えるのか。

北米の調査では、年収75,000ドル(約年収700万円)を越えると、それ以上の収入の増加は、ひとの幸せ度に与える影響は軽微であることがわかっている。
宝くじにあたったひとの多くは、そのお金を使いきって、不幸になる。

自分のことにお金を使うひとたちより、ほかの誰かのためにお金を使うひとたちのほうが、幸福度が高いことがわかっている。
それは組織やチームでも同じことで、組織全体で大きな額の寄付をするよりも、寄付先はそれぞれのチームメンバーに任せたほうが、良い結果が生まれる。
そうすることで、チームメンバー同士で与えあるようにもなり、チームメンバーの幸福度がアップするだけでなく、チームの業績も上がる。

また、チャリティーをする、与えることで幸せになることは、脳の神経細胞レベルで、変化がおきていることでも、実証されている。

つまり、たしかに、お金で幸せは買えるのだ。
ただし、使い方を間違えなければ。



なるほど、と思った。

最近、英語圏のサイトやニュースを毎日、渉猟しているのだけど、たしかに、欧米のニュースのなかには、チャリティー、社会貢献、ソーシャルビジネス、ソーシャルファンディングなどの記事が多い。
世界をより良くするために、できることはないか、自分が貢献できることはないか、自分が与えることで変えれることはないか、と多くのひとが考えている。
不条理に満ちた世界だけど、それをより良いものに変えたいという熱気を、いつもひしひしと感じるのだ。

そういえば、「国境なき医師団」の寄付も、アメリカでは100ドル集めるために12ドルの経費で済むのに対し、日本では倍の24ドルもの経費がかかってしまうという記事も、最近読んだ。

どうも、日本人は、与えることが苦手な民族なのではないか、与えることで世界をより良くし、なおかつ、自分も幸せになることが、苦手な民族なのではないか、と思ってしまう。
地球上をもっと、誰にとっても住みよい場所にしようという熱意。
それを、お互いに与え合うことで達成し、自らも、もっと幸せになる。
そんな道がきっとあるに違いない。


・・と書きつつ、いま、「国境なき医師団」のページへ行って、オンラインで、僕も久しぶりに、寄付してきた。
おおっ!たしかに、いま、めっちゃいいことをしたと、幸せ度アップアップ、である!


それにしても、
やっぱり、幸せはお金で買えるのだった。
使い方さえ、間違えなければ!