ICHIROYAのブログ

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チョコレートの数と出世の度合いは比例する(涙なしでは読めないバレンタインの話)

 

まもなくバレンタインだ。
百貨店の企画でスタッフとして働いていたころ、なかなか嫌な日であった。
当時お世話になっていた上司は、女子社員たちにめちゃくちゃモテた。
毎年、バレンタインになると、その上司は、ショッピングバッグをふたつもみっつもチョコレートでパンパンにして、持って帰られるのだ。
そもそも、女性の多い職場なのであるが、その上司の場合は、店のあちこちの部署にファンがおり、なんだか理由をつけて売場や持ち場を離れた女性社員たちが席にやってきては、キラキラと包装されたチョコレートをまたひとつ、またひとつと、机の上に置いていくのである。

そして、帰るころになると、その上司は、ひとつひとつ、そのプレゼントを開いて、添付されたカードを読むのである。
曰く、「ホンキのが混じってたら、家に持って帰って、問題になるだろ?」
まったく、桁違いの人気であった。

そんな化け物のような上司の下にいると、当然のことであるが、バレンタインの日が憂鬱になってしまうのだ。
貰うチョコレートの数が多いからって、人間の器を決めるわけじゃあるまいし!
とぶつぶつ思いながら、僕も、イチオー、どきどきしながら、カードをチェックしたものだ。

 

しかし、やっぱり、チョコレートの数と人間の器、出世の度合いは比例するらしのだ。
その上司は、トントンと出世され、新聞やマスコミでお名前を見るようになった。
そして、僕は現在、こんなザマなのである。


ところで、ちょっと、素敵な話を見つけた。
上記のツィートの写真に書かれている内容の要約。


ヒューストンに住む68才のスーさん。
ジョンさんと結婚して46年。
夫は、バレンタインのたびに、「愛する君へ」というシンプルなカードつきで、花束を送ってくれていた。
そんな夫がなくなって10か月後、はじめて、ひとりぼっちのバレンタインを迎えることに。
その悲しいバレンタインの日、ジョンさんから、また、花束が届いた。
スーさんは、胸が張り裂ける思いでそれを受け取り、怒って花屋に電話をかけた。
花束の届け先を間違っている、と。
いえ、間違っておりません、と花屋。
その花束は、ジョンさんが生前、バレンタインのたびに、今後ずっと、お届けするように、私どもに注文されたのです。
スーさんは喉を詰まらせて電話を置き、花束につけられたカードを開いた。
そこにあった言葉は、「君への愛は永遠」。