クヌギの樹木葬か、サハラ砂漠へ散骨しておくれ!(Flickrで見つけた世界の墓地)
東京や横浜じゃ、墓地が不足しているらしい。
週刊ダイヤモンドで知った。
高齢化で亡くなる人が増え、なおかつ、墓地がいわゆる「迷惑施設」のため、簡単には増やせない、という。
しかも、「安くて、近い」墓地を求めるニーズが強く、さらに供給が難しいそうだ。
墓地って、「迷惑施設」だったのかと、ちょっと合点した。
いつだったか、広い倉庫への移転を検討していたとき、古い墓地のすぐ隣の倉庫を案内された。
建物の片面は斜面に面していて、そこが全面、古い墓石で埋め尽くされている。
火の球でも見れれば、楽しかろうとも思ったが、さすがに、ためらった。
僕はよくても、嫁や女性スタッフは、残業を嫌がるだろう、と。
雰囲気だけではない。
お盆のころなどは、お墓参りのひとたちで、駐車車両が増えるのだろう。
墓地を新設するにあたっては、駐車場の台数を確保することも決められているという。
ただ、いつも「迷惑施設」と限ったわけではない。
たとえば、横浜市営メモリアルグリーンという施設は、大きな公園と一緒に開発され、墓地の雰囲気も洋風で、地域との摩擦なくつくられたという(「中古車展示場」か「墓地+公園」か、という選択を迫られた結果ということだが)。
しかし、この例も、公園と一体となった大規模な開発だからできたわけで、東京都内のどこにでも簡単につくれるわけではない。
ならば、というわけで、最近、盛んにつくられているのが、上の動画にあるような「自動納骨堂」である。
バックヤードに、ロッカーのような納骨堂をつくり、参拝者がカードをかざすと、骨壺が自動的に参拝者の前に出てきて、参拝できる。
これだと、古いお寺の境内やその地下など、都市部の狭小地にも設置できるのだ。
話だけ聞くと、いったい、どんなもの、と思のだが、動画を見て、納得した。(短い動画なので、ぜひご覧ください)
が、しかし、この方式も、最近では、納骨数に見合った駐車場が必要ということになり、その規制が厳しくなっており、これですべてが解消というわけにもいかないようだ。
ところで、もちろん、僕が死んだらどうしてもらおうかな、と考えるときもある。
関西は、東京に比べるとまだ、そこまで状況は厳しくはない。
ちょっと遠いが(1時間ぐらい)のところに、両親が買った和田家の墓がある。
でも、嫁はクリスチャンだ。
自分は、いつも行っている教会の納骨堂に入る気でいる。
僕はクリスチャンじゃないし、どうするのかな?
はやりの樹木葬がいいかな。
クヌギでも植えてもらったら、カブトムシやクワガタや、ひょっとしたら子供たちもやってきて楽しいかもしれぬ。
だめだだめだ、それは贅沢過ぎる。
いっそ、海に散骨してもらったほうが、せいせいするかな
サハラ砂漠か、鳥取砂丘に散骨っていう手もあるな。
・・・
ま、好きにしてください。
ほんとうは、こうして欲しいっていう希望は、まったくありません。
残ったかたのご都合で、どうぞ、ご随意に。
(付:Flickrで見つけた世界の墓地)
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