中国の選挙権は18才から、投票率は9割超! 負けるなにっぽん!
考えがまとまらないうちに、当日になってしまった。
しかし、もちろん、選挙には行く。
毎日ありがたくご飯をいただけるのと同じく、誰にでも投票できる幸せを無駄にしたくはない。
不在者投票の出足が鈍いようで、選挙に行かないひとが増えるのが心配だ。
お隣、中国では、投票率は9割を越えるのが普通だという。
中国では、地域の代表を普通選挙で選ぶ。
その代表が、その上の大きな地域の代表を選び、最終的に、その代表たちが日本の国会にあたる 全国人民代表大会の代表を選ぶ。
建前上は、一定の条件をクリアすれば、誰でも地域の代表に立候補できるが、もちろん、共産党の覚えめでたい人しか立候補できない状況になっているようだ。
投票もかなりいい加減で、テキトーにやっといて、アイヨはいはい、みたいな感じで、党が当選させたい人物を、出来レースも出来レースで当選させるらしい。
( → 参考 北京だより )
唯一、中国の選挙制度で羨ましいのは、選挙権を18才以上としていることだ。
世界の選挙権年齢の主流は、18才で、アメリカも欧米のほとんどの国も、そして中国もそうだ。
悔しい。
日本も早く、選挙権を18才からにすれば良いのに。
そうすれば、260万人ぐらい有権者が増えるそうだ。
ま、それはともかく、出来レースでない選挙が行われる国に住んでいることを、いま一度感謝して、選挙に行きたいと思う。
ところで、今回の選挙は、「自分の望む政策で、政党を選べない選挙」だと言われる。
たとえば、僕は慎重派なので、望みたい政策は、
1)消費税増税やむなし
2)原発依存からの脱却に全力をあげる
3)TPP参加については慎重に
4)国債大増発による公共事業乱発に反対
というものなのだが、たしかに、この4点を主張している政党はないのである。
どの党もそれぞれ、どれかひとつ、僕の思いとは相容れないものがある。
まあ、僕が、怖がりなもので、何事も慎重に考えると、そんな結論になるのだが、「日本の未来を慎重に考える党」というのは、存在しないようなのだ。
思いあまって、評判になっている、「日本政治.com」で、僕の主張に一番近い政党を探してもらった。
以下の20の質問に、反対から、賛成までの5段階で、それぞれ答える。
あなたに一番近い政党は「新党改革」です。
うん?「新党改革」って何?
お恥ずかしながら、舛添さんがそんな政党をやっていることなど、すっかり忘れていた。
しかし、やっぱり、「新党改革」は、TPP参加推進派である。
結局のところ、質問が20あるので、僕にとっては、あまり重視していない政策での一致が多く、微妙に「新党改革」が選ばれたようなのだ。
最終的に、僕のなかで最後まで残っている疑問は、
・TPPは、ほんとうに日本にメリットをもたらすのか
・もし、デメリットの方が多いとなった場合、日米同盟を堅持しつつ、不参加でいることができるのか
という点だ。
わからない。
まったくもって、わからない。
ちなみに、選挙区での一番僕の考えに近い候補も教えてくれた。
うちの選挙区大阪15区には、民主党候補はいない。
長く竹本直一先生の指定席だったが、民主党の大谷先生が前回の選挙で、竹本先生を破った。東大法学部卒、灘高、バスケットボール部のキャプテン、住友商事から小沢一郎政治塾という、絵に描いたような超エリートである。
しかし、今回、日本未来の党へ行ってしまった。
サイトが教えてくれた一位、日本維新の会の浦野先生って、誰?
まったくもって、どうするんだよ・・・
ともかく、締め切りは7時。
なんとか決めなきゃ。
とほほ。